冒険記録日誌
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| 2004年08月08日(日) |
天地創造(安藤夏・沙藤樹/エニックス文庫) その1 |
本書の裏を見ると1996年の夏に発売したというから、ゲームブックブームもまったく姿を消した時期に発売されていた作品らしい。 発売当時は全然存在自体に気が付かなかったのだが、とにかくずっと探していて先日やっと入手したゲームブック作品なのだ。 ちょっと原作であるスーパーファミコン版について説明しておくが、この作品は当時としては良質のアクションRPGで、アークという少年が全ての生命が途絶えて荒廃した世界を舞台に、最初に6大陸を復興させ、動植物の命を復活させ、最後に人間の文明を育てていくという、スケールのでかいことをするゲーム。 世界マップが現実の世界地図と同じなのが、また気分を盛り上げてくれるのだ。 (余談だが個人的には、文明を発達させるくだりで、共産主義と資本主義の2つのルートが用意されているのが面白かった。最初にざっと拾い読みしてみたところ、ゲームブック版にはこれが再現されていないようで残念である)
そんなわけで、なぜゲームブック版をずっと探していたかというと、私はスーパーファミコン版を、終盤まで遊んでいたのだが、何かの事情でラストまでたどりつけなかったためにモヤモヤが残っていたのだな。 しかし今の私の生活では、今更スーパーファミコンを引っ張りだしてTVを長時間占領することは無理っぽいので、気楽に楽しめるゲームブックの方を読んでみようというわけなのである。
そんなわけでまずルールから読んでみた。 経験地ポイントやヒットポイント、魔法のリングを使用するシステムなど、原作にあった要素を汲み取っているようで、なかなか内容は複雑そうだ。 続いて当然のごとく、私はワクワクしながらゲームを始めてみるのであった。
続く
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