冒険記録日誌
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| 2004年07月21日(水) |
ルパン三世11 華麗なる挑戦(前田達彦・渡部功一/双葉文庫) |
美しき水の都マンチス。だが観光気分で来たわけじゃない。阻う獲物は俺の爺っちゃま、ルパン一世の恋の形見、ヴィーナス像だ。しかし、この彫刻、ただのお宝じゃあなかった。突然現われた小生意気な若僧に俺の計画はみーんな見抜かれていやがった。「ホームズ家の名誉にかけて、ヴィーナス像は渡さない!」なんと、そいつはかの名探偵、ホームズの孫だったんだ!畜生、作戦の立て直しだ。次元や五右衛門も探さなきゃなんねェ。さあ、名探偵対大泥棒の大勝負が始まるぜ!(本書カバーより)
ルパンらしさ:★★★★★★★★
ビック・パイソンと呼ばれる輸送車から、ヴィーナス像を盗み出すのが今回の目的。それを阻止するのはあのシャーロックホームズの孫、ホームズ三世! (って、シャーロックホームズは生涯独身じゃなかったっけ。まあ、細かい事は言いっこなしか) ヴィーナス像にまつわる逸話や、登場人物達もいい雰囲気でかなりお気に入り。イラストといい、文章といい、宮崎アニメ版ルパンのような雰囲気なので、殺伐とした殺害シーンもなし。こうゆうのもいいなぁ。
ゲームの完成度:★★★★★★★★
ビック・パイソンを襲う計画は何種類もあるので、どうしたら成功するか情報とにらめっこしながら、ちょっとした推理も必要。ゲームとしても十分に楽しめる出来栄えで自由度は高い。ただし、エンディングまでいく条件は結構シビアだったりする。
ヒロインの魅力:★★★★★★★★★(シャーリー)
小説家希望の17歳。素直な性格とイラストのせいか、「カリオストロの城」に登場するクラリス嬢を思い出すような少女。・・・・・・だと思ったら、これがなかなかの食わせ者。 ルパンゲームブックシリーズ中では、一、ニを争うヒロインだと思う。
お気に入り度:★★★★★★★★
ゲームを始めて見ると、前半は街を散策しながら、情報を集め、強奪計画を立て、船やレンタカーやら必要な道具を揃え、資金が不足したら銀行に忍び込んで、などと入念な準備行動が中心となっています。 なんというか、いつもルパンが大胆かつ華麗にやってのける盗みも実は面倒な下準備をしていたんだなぁ、と仕事の舞台裏を見せられた気分になるかも。 そのぶん後半の実行パートで計画どおりにことが運ぶと、とても嬉しくなる。計画どおりいかずにENDになって、イライラすることの方が多いけど。
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