冒険記録日誌
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| 2004年07月17日(土) |
ルパン三世7 謀略の九龍コネクション(塩田信之/双葉文庫) |
お宝を求め香港へやって来たルパンそして次元。しかし、そんな次元のもとへ旧友エドから電話がはいる。エドの孫娘が誘拐されたというのだ。4年前、次元のことを髭のおじちゃんと呼び慕ってくれた小さな恋人。一方、遅れて到着した五右衛門は、街角で泣きじゃくる女の子を救う。が、その出会いの時から数々の危機が、五右衛門を少女を襲う。一体この少女は何者!?そして襲い来る敵の正体は?香港沖に浮かぶ巨大な遊園都市“リトルアイランド”を舞台に、様々な人間を巻きこみ、今、カーニバルの幕はあがる。(本書カバーより)
ルパンらしさ:★★★★★
次元と五右衛門の2人が主人公。一冊の中に次元編と五右衛門編と別々のゲームが収録されていると思えばわかりやすいかも。 土煙をあげながら、銭形率いる警察の大群と追いかけっこをするルパンと次元が絵的に笑える。五右衛門の方も、小さな女の子に振り回されてオドオドする姿が目立ってとってもほのぼの。 ルパンールパンールパンールパンー♪ルッルッルッ、ルパン♪ルッルッルッ、ルパン♪と歌いたくなるほど、すごくノリの軽い話しだけど、こういうルパンもありかな。
ゲームの完成度:★★★★★★
ルパンシリーズ中、この作品が一番簡単にクリアできる。適当に選択肢を選んでいても多分大丈夫と思うほど。 物語は短く分岐は豊富なタイプのゲームブックで、繰り返し遊べる。同じ出来事を次元編と五右衛門編の別々の視点から眺められる構造もいい。
ヒロインの魅力:★★★★★★★★(リズ)
ワガママで可愛い、十歳の女の子。 敵もルパン達も彼女に振り回されて、こりゃ間違いなく彼女が主役だ。
お気に入り度:★★★★★★★
オープニングから“殺戮者”という恐ろしげな人物が登場するにもかかわらず、いまいち目立っていないなぁ。とか、五右衛門があの一発芸“ガチョーン”をするのは渋いイメージが崩れていく。とか、どことなく文章自体がたどたどしいなぁ。とか思ったりもするけど、肩の力を抜いて気楽に読むぶんにはいいかな。
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