冒険記録日誌
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2004年07月18日(日) ルパン三世8 復讐のチャイナタウン(竹田明/双葉文庫)

 サンフランシスコ、チャイナタウン。エキゾチックな阜力あふれるこの街に建造された巨大モニュメント“ザ・タワー・オブ・ドラゴン”。そのオープニング・セレモニーに招かれたルパンは、突如暗殺者として追われるハメに。女ボスの3人の娘をはじめ、タウン全体に命を狙われる中、ルパンは反撃を開始した!事件を陰で操る黒幕は誰だ!?ルパンは汚名を晴らすことができるのか?(本書カバーより)


ルパンらしさ:★★★★★★

 舞台がサンフランシスコのチャイナタウンだということを除けば、あとは良くも悪くもオーソドックスにみえる一作。ルパンゲームブックシリーズも成熟してきたということかな。


ゲームの完成度:★★★★★★★

 能力値は体力ポイントのみ。あとはわずかなアイテム管理くらいか。
 ゲーム難易度としては普通で、つまり典型的なルパンシリーズのゲーム性。


ヒロインの魅力:★★★★★★★(ヤン家三姉妹)

 オリヴィア・ダイアナ・アグネスのヤン家三姉妹。色仕掛けからクンフーまであの手この手を使ってルパンを狙うが、根は善良な姉妹だ。


お気に入り度:★★★★★★

 展開によってはクンフーを使って虎と戦うルパンの勇姿が見られるし、インチキ臭いアメリカン忍者部隊も登場するとか、妙な見所はあるのだが、なぜか本書は印象が薄いなぁ。
 ヤン家三姉妹を食い物にしようとする敵どもに、もっとインパクトがあったら良かったのかな。
 敵の悪事を暴くクライマックスシーンは、パーティ会場で行われる。警察に邪魔されないよう、事前にルパンが“Pファイルを奪え”で作った貸しを持ち出して、銭形警部と一時休戦を結ぶ展開は面白かった。
 余談だが、本編とは無関係の余りパラグラフを使って、不二子に振り回されるルパンのミニストーリーが書かれているので、本編クリア後のお楽しみに探して見るのもいいと思う。でもどうせなら30パラグラフ程度の豪華な隠れミニゲームブックにしてほしかったな。


山口プリン |HomePage

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