冒険記録日誌
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2004年07月15日(木) ルパン三世5 暗黒のピラミッド(塩田信之/双葉文庫)

 今回、俺―ルパン三世―は、不二子からの情報で、急遽、中近東に飛ぶことになった。不二子の話によると、パキスタンの遺跡で、すげェ宝物が発見されたっていうじゃないか。それも、なんだか重大な秘密が隠されているらしい。どうやら、俺たち以外にも、このお宝に目をつけている連中がいるようだな…。うさんくさい奴らが、ウロウロしてやがる。はたして、どんな代物なのか、興味はつきないぜ―。(本書カバーより)


ルパンらしさ:★★★★
 本書の主人公はいつものようにルパンかと思いきや、オリジナルキャラクターであるパソコン好きの少年ジェイク君。初めはルパンと対立して、知恵比べをするかと思ったが、途中から仲間になって一緒に秘宝を捜すようになります。
 ただ、もともとのルパンの行動パターンが奇想天外とはいえ、あまりにもルパンの理解不能な行動が目立つので不可解な気持ちになるかも。
 ネタバレ防止のために書かないが、特にラストでルパンが無意味なことをして、主人公達がピンチに陥るシーンは唖然とする。


ゲームの完成度:★★★★

 能力ポイントは一切なし。冒険の舞台の大半は、古代遺跡の石造りのダンションで作られた迷路でマッピングは必須かも。
 もっともこの迷路が謎解きなども特に無い、本当にシンプルな迷路である。例えば、

295
またT字路だ。南北に道が伸び、そこから東へもう一本、道がある。
北へ進む……315へ。
東へ進む……320へ。
南へ進む……355へ。

というように、文章表現まですごくシンプル。その迷宮を延々と彷徨うのがゲームの基本なのだが・・・・・・面白くないです。


ヒロインの魅力:★★★★★★(フィリス)

 ジェイク君の友達の少女。頭がよく素直な性格ということで、好感のもてるキャラクター。イラストもなかなか良い。


お気に入り度:★★★★

 まるで、ネバーランドシリーズ(創元推理文庫)の第二部だけを読んでいるような作品。
 悪夢かもしれん。


山口プリン |HomePage

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