冒険記録日誌
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| 2004年07月12日(月) |
ルパン三世2 ダークシティの戦い(飯野文彦/双葉文庫) |
銭形が重態?しかも俺の銃弾に倒れ!?新聞を持つ指は怒りに震えた。俺の名をカタる卑劣なニセ者がいる…。 正体を暴くべく、俺達はさっそく行動を開始した。しかし、調べれば調べるほど深まる謎。全ての事実が、この世に俺がもう1人いることを示すのだ。まて…、前にもこんなことがあった。コピー人間を生み出した男、ビッグMの事件だ。そして事態は急展開する。俺の元に俺自身からの挑戦状が舞い込んだのだ。それは俺を、黄泉の国へと誘う、迷宮の罠だった…。(本書カバーより)
ルパンらしさ:★★★★★★★
ルパンゲームブックシリーズ唯一、ルパンアニメと関連したストーリー(だと思う)。 元ネタは小さい時に見たっきりでうろ覚えなんだけど「ルパン対人造人間」で、その後日談になるのだろう。あの暗くて重苦しい雰囲気が同じだ。 ある意味正しいルパンの世界ではある。
ゲームの完成度:★★★★★★
能力値は行動力ポイントと攻撃力ポイントの2つ。 ゲーム難易度としては普通だけど、敵は姿形がそっくりな偽ルパン一家(クローン人間)だけあって、仲間が偽者か本物かなど、選択誌には迷うだろう。
ヒロインの魅力:★★★★(にせ不二子)
峰不二子のクローン人間。ルパンの身代わりになって銃弾に倒れ息をひきとるが、最後の言葉が胸をうつ。
「私……は、欠陥ク…ローンなの。クローンは…か…感情を持っちゃいけないのよ。私が、本物だっ……たら、私の事……あ……愛して…くれて」
にせ不二子は確かに欠陥クローンらしい。性格も本物そっくりだったら、こんな可愛いことを言うどころか、ヘタをするとルパンを見殺しにしているところだよ。
お気に入り度:★★★★
ううっ、クローン人間とはいえ、次元や自分(ルパン)自身なんかと戦いたくないなぁ。勝ったら勝ったで、断末魔の叫びをあげて死ぬ敵の姿に、これまた嫌な気分になる。 こういう救いようもなく暗い作品って、ちょっと苦手なんだよね。映画でも「ルパン対人造人間」は、小さい頃見ていて怖くなったトラウマがあるし。でも逆に「カリオストロの城」のようなルパン映画を、邪道と考えるファンにはいい作品かも。
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