冒険記録日誌
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| 2004年04月14日(水) |
ロード・オブ・ザ・リングを最後まで見終わった蛇足的感想 |
ちなみに私が一番好きなファンタジー小説は「指輪物語」ではなく、ミヒャエル・エンデの「果てしない物語」なんだな。 (まあ、ハリーポッターも読んでないし、ザンスも一巻で読むのを挫折したくらいなので、狭い知識なのだが) もちろん「指輪物語」は物語の細部までしっかり作りこまれているので、何度読み返しても面白い。「ロードス島戦記」に代表する近年の和製ファンタジー小説や、最近のグインサーガなどに感じる物足りなさは一切ない。特にどことなく牧歌的な「旅の仲間」が一番好きだ。 ただ、一歩間違うと冗長な雰囲気になって読むことが疲れることもあった。あと、一般的に評判の高い「王の帰還」は、サウロンとの壮絶なラストバトルみたいなのを期待していたので、肩透かしを食らった。さらにホビット庄の掃蕩あたりを読む頃にはすっかりだれてしまったとかあって、すっかり感動が薄れてしまったのだ。(ただし、この辺は読者の好みの問題なので「指輪物語」が劣っているとは思わない) その点「果てしない物語」は最初から最後まで物語の流れにぐいぐい引き込まれちゃう。ストーリーもまさにそんな内容なんだけど。 だけどね。「指輪物語」は映画が素晴らしかったね。それに引き換え「果てしない物語」の映画版、「ネバーエンディングストーリー」はね。悪夢の出来だよね。特に2章以降はね。同じエンデ原作の「モモ」は原作、映画ともに面白かったのに・・・。映像化する時代が早すぎたのもあるし、原作に愛ある監督に出会わなかった不幸もあるのかしらん。 と、ちょっぴり苦々しく思ったりして。
<蛇足> まあ、一番好きなファンタジー本はゲームブックだけどさ。
<さらに蛇足> そういえば、ブレナン小説のフェアリーウォーズを映画化するという情報があったけど、どうなったんだろ。
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