冒険記録日誌
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| 2004年04月12日(月) |
キングスナイト クレア姫を救え!(MDクラブ 編/扶桑社) |
扶桑社から「火吹き山の魔法使い」と「バルサスの要塞」が復刊されるという情報が届いたのは、8月始めでした。
*情報元* http://www.fukkan.com/vote.php3?no=4637
でも、あれから何の続報も音沙汰もありませんね。一体どうなったのでしょうか。 あんまり情報がないので、「そういえば扶桑社って、過去に何かゲームブック出していたよなぁ」と思って調べると1986年に一冊だけ出版していました。タイトルは「キングスナイト クレア姫を救え!」です。 この本はたまたま以前に古本屋で発掘しておいたのですが、表紙にスクウェアゲ−ムブックスとあるところを見ると、TVゲームを原作にしたゲームブックのようです。 内容もまだ少年の勇者レイジャックが、王様の依頼を受けて悪を退治に行くという、いかにもな王道もの。 ちょっとだけプレイしてみたのですが、どうにもゲーム性やストーリーが底浅いという気がしてしょうがないです。 小学生向けに作られたからだとは思いますが、道中で仲間になるボビットの描写やイラストが人間の子供と大差なかったり、怪物が町を襲うシーンが淡々としていたり、必然性や脈絡もなく道端に妙なもの(容器のない巨大な水の塊とか)が置いてあったりするあたりがどうもねぇ。 かといって破綻するほど酷い部分もなく、全体に無難にまとめた印象です。 私的には同じ底浅いなら、逆にぶっとんでいたゲームブックの方が楽しめたのですが・・・。
しかしやはりこの本一冊からでは、扶桑社ゲームブックの特徴などはわかりそうもないです。実質的に扶桑社は、今までゲームブックを出版していないのと大差ないと、私は考えています。 さて扶桑社から、いったいどんなファイティングファンタジーシリーズが復活するのでしょうかね。そしてそれが分かるのは、いつなのでしょうか。
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