冒険記録日誌
DiaryINDEXpastwill


2003年12月17日(水) 魔術師の宝冠 魔法の王国2(モ−リス・サイモン/富士見書房)

続いて魔法の王国シリーズ第二部「魔術師の宝冠」です。
シリーズ第二巻といっても、前作「魔力の杖」のプレイデータを引き継ぐことはありません。あくまでも物語上のみ関連するシリーズなのです。
ちょっとオープニングからゲーム序盤のあらすじを書いてみましょう。

山育ちのわんぱく少年だったカー・デリングも青年となりました。しかし、魔法の研究に没頭する日々を送っていたために、体力面はガタガタです。
だんだん魔法使いらしくなってきた証拠とも言えるのですが、第一部で知り合った仲間達はカー・デリングの不健康な日々に心配顔。
そんなある日。カー・デリングは「神秘科学アカデミー」から、巨大な悪が生まれようとしているという情報を聞きつけます。「神秘科学アカデミー」とは、父が設立し、幼い頃のカー・デリング自身も魔術の修行をしたあの魔法学園のことなのです。しかも、その邪悪の中心人物とはアカデミー時代、主人公にやたら嫌がらせをしてきた兄生徒アルノだったのです。

こんな出だしです。それにしても第一部から登場している物語の重要人物と思われた仲間が、序盤からちょっとした事故であっさりと死んでしまいました。これには唖然とさせられます。(悪い意味でなく、意表をつかれたということ)
それから第一部では、選択肢次第でアルノに出会わないままクリアすることもあったのですが、ストーリーに矛盾が生じないのでしょうか?逆にアルノに会うルートしか読んでいないと、第ニ巻のオープニングはいきなり見知らぬ仲間達に囲まれることになるので、それはそれで混乱します。
結局、前作「魔力の杖」を骨の髄まで遊んでから、読んだ方がいいという事でしょうね。
このころのカー・デリングは、レベル的にも中級魔法使いというところで、数多くの魔法を知っていることになっていますが、意外にもゲーム中に魔法が使われるシーンは、それほど多くありません。
まあ、魔法使いの本領は、魔法そのものより知識や判断力だと考えてプレイしましょう。
非力な魔法使いが、機転で危機を切り抜けるなんて格好いいもんですしね。


山口プリン |HomePage

My追加