冒険記録日誌
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2003年12月02日(火) ドラゴンクエスト 蘇るロト英雄伝説(エニックス文庫)

言わずとしれた大人気TVゲーム(日本でRPGといえば、TRPGやウィザードリィなどより、こちらの方が有名ですよね)を原作としたゲームブック。
エニックス文庫のドラゴンクエスト(以下ドラクエ)ゲームブックはシリーズ化されており、なんと6まで続いています。
6が発売された頃(1996年)は、ゲームブックブームもすっかり終わって、一般にはゲームブックの存在すら忘れられた時期(注1)でしたからびっくりですね。しかしまぁ、そんな時期でもゲームブックが売れると出版社が判断したのは、それだけ当時のドラクエ人気が高かったからでしょう。
ゲームブックファンが減り続ける90年代、ブーム終盤までゲームブックを発売し続けたのは、創元推理文庫や社会思想社ではなく(注2)、双葉文庫やエニックス文庫ですからね。この頃は営業的には熱狂的ゲームブックファン向けより、ライトユーザー向けのゲームブックの方がまだ需要があったみたいです。

さて、話が脱線しましたが、この“ドラゴンクエスト 蘇るロト英雄伝説”は上下2巻で構成されています。
ドラクエゲームブックは双葉文庫版もあって、あちらは結構お気に入りだったのですが、エニックス文庫版の方は未体験。しかし、ネット上の評判を調べて見ると、割と好評価のようで期待できそうです。
ゲームの方式としては、本についている双六のようなマップを切り離し、マップ上でコマを動かしながらプレイするようです。
原作のフィールドマップを旅するような感覚で旅ができそう。さらにルールを読むと、経験値、レベルアップ、ヒットポイント、マジックパワー、武具の装備、ドラクエお馴染みのアイテムの説明など、原作のルールをよく再現しています。これは本格的な冒険になりそうです。

そこでさあ、そろそろプレイを始めよう。と思ったのですが。
・・・・・・んっ?

あっ、マップがない!

そうなのです。私は古本屋でこの本を入手したのですが、マップが切り取られてついてなかったのです。
つまりプレイ不可能なわけ。がっくし。
そんなわけで、「マップを持っているからコピーをあげるよ」という奇特にも親切な方がいたら是非連絡を下さい。(注3)







(注1)
今でもたいして変わりませんが(苦笑)
やはり創土社さんは偉大です。

(注2)
あの2社はブーム後半で、ゲームブックがマニア化&高難易度化していって新規ゲームブックファンを作れなかったですね。それはそれでいいんだけど創土社の“チョコレートナイト”のようなゲームブックも時々混ぜて欲しかった。
それに後期はゲームブックから、T&TやドラゴンウォーリアーズなどのTRPGの宣伝に力を入れていったのも、従来のゲームブックファンの離脱を加速させる流れとなりました。あの戦略は失敗でしょう。
ゲームブックはTRPGの入門編、いわば“TRPG>ゲームブック”というスタンスに私的は反感を感じます。
(ああ、つい熱く考えてしまうな)

(注3)
このまえ挑戦しようとした双葉文庫の“学園妖怪バスターズ”もマップがない(ついでにエンディング部分も切り取られている)のでプレイできません。
これだから古本はなぁ・・・・・・ぶつぶつ。
こちらもマップの提供者を募集しています。


山口プリン |HomePage

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