冒険記録日誌
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2003年12月03日(水) 酔っぱらってゴー!(奥谷道草/白夜書房) その1

今回は今年のクロスワード・ランド2月号にのっていた、はみ出しゲームブックを紹介します。この号は、なかなかの傑作ですよ。
また「なんで今更2月号の紹介?」と思った方もおりましょうが、気にしないで読んで下さい。
それから「きっとネタ切れのせいだろう」と思った方。そんなことはないのでほっといて下さい。

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さて、舞台は夜更けの飲屋街の歩道であります。道は入り組んでいて、ちょっとした迷路のようです。
楽しい忘年会も終わって、家に帰ろうと思った私ですが、すっかり酔っているので千鳥足になってしまい、どうにもまっすぐ歩けません。
つまり四つ角、T字路に差し掛かっても、直進と後戻りができないのです。意思に関係なく、足は右に左にふらりふらりと曲がってしまいます。
うーむ。このままでは夜明けまで帰宅できないではないか。
ここはやはり飲屋街の道路マップを作成しながら歩く必要があるようです。
とりあえず最初は、適当に左右を選んでふらりふらりと歩いていきます。

ふらふらふらふら

途中で屋台のラーメン屋のおじさんが話しかけてきます。
「家に帰れないのかい?あっちに交番があるから、そこを尋ねるといい・・・って、おいおい、そっちじゃないよー」
反対方向に歩き去る私におじさんが叫んでいます。
親切なおじさん御免なさい。わかっていても道を引き返せないの。足がそっちを向かないのよ。

ふらふらふらふら

さらに歩き続けると、やった。駅が見えてきましたよ!
近づくと終電も終わって、駅員がシャッターを閉めているところでした。
ふう。あとは文字どおり飲屋街の出口を探すしか道がないようです。


続く


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