冒険記録日誌
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| 2003年10月28日(火) |
マナ亭奇談(奥谷道草/白夜書房) |
クロスワード・ランド12月号にのっている、はみ出しゲームブック。 今回はシャーロック・ゲームズが登場する話し。つまり推理物です。
マナ亭奇談の舞台となる“マナ亭”とは、ダイエットが目的の宿泊客が集う、名前も目的も風変わりなホテルです。地元の人間と一切交流しない従業員達、宿泊客以外には実態のわからないダイエット方法と、秘密主義のなかなか怪しいホテルのようです。 さて、今回の依頼者は、ここのホテルに宿泊したきり、行方不明になった北島氏の御夫人から。夫人がホテルに電話で夫のことを問い合わせても取り合ってもらえず、慇懃無礼な返事ばかり。不安になった北島夫人はゲームズと一緒に、“マナ亭”にやってきたわけです。 ホテルにつくと支配人の宮沢氏は「北島氏はチェックアウトされました」と2人につげます。いったい北島氏はどこへ、マナ亭の秘密とは・・・。
オープニングはこんな感じ。珍しく今回は殺人事件じゃないですね。いや、北島氏の安否によってはわかりませんが。 ゲームの進め方は、ホテルの見取り図を見て各部屋ごとに書かれたパラグラフを選んで読むという、シャーロック・ゲームズシリーズではお馴染みの形式です。 私はなんとなくこの形式が苦手(注)で、以前この日記で「シャーロック・ゲームズは推理ゲームであってゲームブックじゃない」みたいな発言をしていましたが、今回は実際にホテルを歩いているつもりで廊下や部屋を順番に捜索していったので、ゲームブックとして楽しんでいました。 ただ楽しめましたけどねぇ。やはり難しいですね。私単独では今回の事件も解決できそうもないんだよねぇ。
(注) これはもともと私が、この方式が多い二見のドラゴンファンタジーシリーズを読むことがなかったせいかもしれない。 うむむ。ブレナンファンのサイトは、最近賑やかなニュースが多くて、なんとなく取り残されたような気分になるなぁ。
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