冒険記録日誌
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2003年10月17日(金) 超時空パイレーツ おみそれ3人組の冒険(樋口明雄/双葉文庫) その10

(ネタバレ注意!この作品をまだプレイしていない方は読まないで下さい。脱力して腰が抜けます)

ナイトランドに到着した俺達は、病気の女王のもとへ参上するべく城を駆け走った。
あと一歩だ。女王に薬を飲ませれば、俺達は億万長者なのだ。

そして女王の寝所に辿りついた俺達が見たものは。
ベットに寝ている女王の胸に、今まさに短剣を突き刺そうとしている悪の魔法使い、ダークの姿だった。
「待てっ、ダーク。俺達がきたからにはお前の思い通りにはならんぞ!」
ダークは振り返ってこちらを見ると、嘲笑した。
「バカめ、私は世界中のヒーローを研究しつくしている。お前達がどうあがこうと、正義の味方は悪の私には勝てんのだ」
「なぁにが、正義の味方じゃい!俺達は金の為にやってるんだ」
思わず本音を言ってから、俺達が3人は光の剣を振りかざして突進した。
「どりゃーーーー!」
俺の入魂の一撃は、惜しくも外れ。だが和哉の剣が、ダークの胸を切り裂く!
なのにダークの余裕の表情は変わらなかった。
「ヌハハハハハ!効かぬわ」
ダークの指先から炎が吹きだし、俺達を包み込んだ。
「うわあぁぁぁぁぁぁぁ!」
魔力の大半は、光の剣が吸い取ったものの、すごいダメージだ。このままでは勝てない!
そのとき、俺にアイデアが閃いた。
「おい、和哉、進、なんじゃもんじゃ、一旦撤退だ!」
俺の合図に、みんな揃って跳航機に飛び乗る。あっけにとられたダークが叫んだ。
「貴様ら、逃げる気か」
「ダークのおっさん、ちょっとタンマだ。すぐ戻ってくる!」
俺はそういい残すと、ある時空目掛けてワープした!

(ここで運試しをするようになっていた。しかし・・・)

失敗だ!俺達はまた跳航機や、なんじゃもんじゃと離れ離れになってしまった。
気がつくと、そこは一面が桜の花が咲きみだれ、人々が酔っ払う巨大宴会場。
「うわぁぁぁぁ、またさっきの世界に戻ったのかい!」
「跳航機探し(ゲーム中盤)からやり直しかよ!」
いくら怒ってもしょうがない。俺達はクライマックス直前で、7つの世界に戻ってしまったのだ。
そしてナイトランドに行くアイテムを再び揃える為に、現実時間で実に2時間もの間、運任せのワープに翻弄されながら、同じ冒険を繰り返すのであった。
ええかげんにせーよ。

続く


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