冒険記録日誌
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| 2003年10月16日(木) |
超時空パイレーツ おみそれ3人組の冒険(樋口明雄/双葉文庫) その9 |
(ネタバレ注意!この作品をまだプレイしていない方は読まないで下さい。脱力して腰が抜けます)
やっとのことで、銀の鍵を手に入れた俺達。 「ふぅ、これで例の鍵が開けられるな」 「そうそう、さっさとあそこの世界にワープしようぜ」 甘かった。望みどおりにワープできれば苦労しないのだ。 ワープ! ワープ! ワープ! ワープ! ワープ! ワープ!(現実時間で約15分経過) ワープ! ワープ! ワープ! ワープ! ワープ! ワープ!(現実時間で約30分経過) そして辿り着いた先は、地下都市エルドラド。 モビルスーツを装着して襲ってくるおっさん(もう突っ込む気力もない・・・)を倒した俺達は、とうとう時空を旅する“跳航機”を取り返したのだ。 「さて、残る問題はなんじゃもんじゃを探し出すことだな」 俺がそうつぶやくと、和哉もうんうんとうなずいた。 「もう場所はわかっているけどな。次はあの都市にワープしなくてはいかん」 進もまったくだ、というように賛同する。 「いっそのこと、マタタビかカツオブシで呼ぶことはできないものかなぁ」
一瞬の沈黙。俺達は顔を見合わせる。 「おい、今、なんと言った」 「なにって、マタタビか、かつお・・・・・・ぶし・・・」
目の前の壁をぶち破って無用ノ介が飛び出してきた。 「そりゃそりゃそりゃそりゃそりゃそりゃ─────っ」 「うわわぁ。またかよ、逃げろぉ!」 ワープ! ワープ! ワープ! ワープ! ワープ! ワープ! ワープ! ワープ!(現実時間で約20分経過) ワープ! やっと、なんじゃもんじゃを捕まえる事ができた。 「みなさん、どこに行っていたのですか」 「そりゃ、こっちのセリフじゃい!とっとと案内してくれ、ナイトランドに」 こうして俺達は8番目の世界、ナイトランドに向かって、改めて跳航機を走らせたのだった。
続く
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