冒険記録日誌
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2003年10月14日(火) 超時空パイレーツ おみそれ3人組の冒険(樋口明雄/双葉文庫) その7

(ネタバレ注意!この作品をまだプレイしていない方は読まないで下さい。脱力して腰が抜けます)


どこかの地下室で縛られている俺達に向かって、その男(次元盗賊というらしい)はニヒルに笑った。
「さるお方に頼まれてな。さあ、タカムラアルファを出してもらおうか」
「なにおぅ、そんなことは絶対にできん!」
俺は決然とした表情を見せて答えた。一生遊ぶほどの金をみすみす逃せるものかい。
「ふっふっふっ、ならば拷問で喋ってもらうしかないな」
次元盗賊は俺に向かって、ドリルを向けた。

ギャイィーーーーーーン!

俺は絶叫をあげた。仲間も思わず叫ぶ。
「大丈夫か、一平ィ!」
「大丈夫なもんか、そこの歯は虫歯じゃなぃぃぃぃぃぃぃ」
次元盗賊は含み笑いをして、歯の治療用ドリルを止めた。
「さあ、喋る気になったかね」
「わ、わかった」
俺達はついに薬を手渡した。本物かと、じっと薬を確かめる次元盗賊。
チャンスだ!俺達は手を縛っていたロープを切って、飛び掛った。
「どりゃーーッ、喰らえ。ジャーマンスープレックス!」
暫しの格闘の末、床にのびた次元盗賊から薬を取り戻した俺達は脱出に成功した。
そのとき、またあの感覚が。
ワープ!

続く


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