冒険記録日誌
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| 2003年08月24日(日) |
プロ野球ファミリースタジアムVol.2 風雲オールスター戦(助川哲也/双葉文庫) その4 |
ほんまに大丈夫かいな。と心配した監督をよそに、ピッチャーのラップは思わぬ好投。1・2回表のオールスターズの攻撃をきっちり封じ込める。一方でオールスターズの先発ピッチャー、三波尾の前にナムコスターズの打線も沈黙。 思わぬスピード展開。たったパラグラフ1つで、勝負は3回の表まで一気に進む。 (単なる手抜きじゃねーの?という野暮な突っ込みは止めときましょう)
波乱は3回表で発生。 オールスターズの初ヒット後に、ラップが相手ピッチャーの三波尾へデットボール。 凄い剣幕で詰め寄ってくる三波尾に、ラップも怒りの先制パンチ! 「平和!友情!親善大使!愛!」 必死に叫びながら、マウンドに駆け寄る監督ピピ。しかし、審判は無情にもラップの退場をコールした。 ぐあ・・・しまった。せっかく先発の調子が良かったのに。 2番手のピッチャーとして“あさると”をマウンドに送り込む。2アウト満塁、バッターは清橋という大ピンチを迎えたものの、その場はなんとか0点で押え込んだ。 続いて3回裏。 三波尾から割鍋へ交代したオールスターズのピッチャーを前に、あっさり三者凡退。 選手達、しっかりたのむよォ。
そして4回表。 そのとき、レフトスタンド側からいきなり観客の大歓声。そちらを見ると・・・な、な、なんとタクシーが飛び出してきた。 タクシーは外野に緊急停車する。なんだぁ、いったいぃ? 「この野郎!ウスノロタクシーのせいで試合に遅れちゃっただろ!」 「お客さん、料金は払って下さいよ。4500円です」 「ウルノロ運転手に払う金なんかあるかぁ!」 タクシーから降りて運転手と喧嘩しているのは、オールスターズの監督、月野! なんてこった。オールスターズは今まで監督抜きで戦っていたのか。 こいつは4回以降は厳しくなるぜ!
(おいおいおい、と思いながらも)続く
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