冒険記録日誌
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| 2003年06月18日(水) |
たまにはセンチな日記を |
ぼんやりと朝の国営放送を聞いていると、「名曲アルバム」の時間になった。 いつもなら何気なく聞き流すクラシック番組なのだが、今回流れてきた曲が「展覧会の絵」だったので思わず本腰を入れて見てしまった。 「展覧会の絵」といえば、この曲をモチーフに作成されたという、同名のゲームブックを連想する。 実はこの曲自体も作曲者であるムソルグスキーが、親友の遺作となった何枚かの絵をモチーフに作曲したものなのだ。ムソルグスキーは親友の死後、その絵達を見てわずか3週間後に組曲「展覧会の絵」を完成させたという。 テレビでは曲をバックにその友人の絵が写されていた。想像していたより不思議な絵だ。 「キエフの大きな門」の絵だけは、ゲームブックの挿絵とほぼ同じものだった。これを見るとゲームブックのラストを思い出して、妙な感動が呼び起こったりした。 本物の友人の絵を見ることで、ゲームブック版「展覧会の絵」のイメージが補完された気がしたのだ。 絵、音楽、ゲームブック。どんなものであれ、やはり良いものは残したい。 このゲームブックが創土社で復刊できたことを改めて嬉しく思う。
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