冒険記録日誌
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| 2003年06月06日(金) |
ファラオの呪い(オリバー・ジョンソン/創元推理文庫) |
ゴールデンドラゴンシリーズ最終巻。 今回は古代エジプトの国を治めたファラオ、カーフート大王の墓に眠る財宝を求めて冒険をします。 冒険の内容は大きく2部構成になっているといえます。 前半はエジプトの町中が舞台。買い物をしたり、スリや暗殺者から身を守りながら、カーフート大王の墓の手がかりを探します。後半はピラミッドの中に入って、さまざまな罠や魔物と戦うインディジョーズのような冒険活劇です。 ピラミッド探検という、ある意味これ以上ないほどオーソドックスな題材だけあって、本書はどちらかというと地味な作品かもしれません。全体に特に印象深いシーンもありませんでした。 ただ前半部分、ピラミッドの入り口に至るまでの経路が複数用意されているので、例え後半のピラミッドの中でゲームオーバーになっても、飽きずに繰り返し遊べると思います。 本書背表紙の解説文には“難度Aクラス”と書いていましたが、“炎の神殿”や“ドラゴンの目”ほどはクリアに苦労しませんでした。 私はゲームブックブーム当時、難易度の高いゲームブック達に手を出して、全然クリア出来ない時期がありました。 そんな時にクリアしたものだから、この作品には今でも妙な安心感を感じるのです。
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