冒険記録日誌
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| 2003年04月23日(水) |
輝け!ゲームブック魔法使いコンテスト 「魔法使いナシアンシリーズ」 |
たけたろう「エントリーナンバー18番。朝日ソノラマから“魔法使いナシアンの旅”と“魔法使いナシアン 双頭の竜”の主人公、ナシアンさんの登場です」 山口プリン「うー。“双頭の竜”をまだクリアしてないから、これは審査しにくいなぁ」 たけたろう「愚痴は駄目です。さあ、採点をどうぞ!」
名声点:★ 芸術点:★★★★ 呪文数:★★★(11〜20種類くらい) 戦闘力:★★ 便利度:★★
たけたろう「呪文の数の割に点数が低いですよ」 山口プリン「うーむ。回復、火球、雷撃、解呪、防御壁を生み出す魔法と、基本的な魔法は申し分なく揃っているのですけどねぇ」 たけたろう「なにか問題でもあるのですか?」 山口プリン「見習い魔法使いの悲しさ。彼は知っている魔法でもうまく使いこなせないのですよ」 たけたろう「というと、呪文を唱えても失敗することがあるのですか」 山口プリン「そう。呪文を唱えるたびに成功判定をする必要があります。しかしそれだけではありません」 たけたろう「おやおや、さらに問題が?」 山口プリン「なんと“魔法使いナシアンの旅”の巻頭ルールには、WUGJY(眠り)とZBAK(明かり)以外の魔法は、各呪文がどんな効果を持っているか説明がないのです。つまりですね。効果を知りたければ冒険中に実際に呪文を使ってみて確認するしかないのですよ」 たけたろう「うげっ。それじゃあ、最初のうちは失敗ばかりでしょうね」 山口プリン「そのとおりですよ。続編の“双頭の竜”ではもう少し呪文が解説されてますが、正体不明の魔法も増えているので結局同じです。ナシアンだけでなく、読者にも魔法の修行をしてもらおうという製作者の意図が感じられますな」 たけたろう「面白いといえば面白いですけど、これは読者の好みが分かれそうなアイデアですね」
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