冒険記録日誌
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2002年08月15日(木) ベースボール・ゲーム(本間正夫/西東社)

タイトルのとおりの野球ゲームブックです。
本当に野球をするだけで、登場人物の設定とか背景説明とかなんにもありません。ボードゲームを本にした感じと言えばいいのでしょうか。
ゲームの流れも、1回の表→裏→2回の表→裏→3回の・・・と繰り返す実にシンプルなパラグラフ構成でした。
ゲーム内容は各回の攻撃毎に、迷路ゲームや専用シートを使ったパズルがあって、それに成功すれば得点が出るというもの。野球の要素が全然ないじゃん、と思わず突っ込みたくなります。
さらに実際にやってみるとこのゲーム。話しの分岐というものがほとんどありません。
ときどき、「今の行動はセーフかアウトか?」などと、野球のルールやセオリーを問う選択肢があるくらいで、基本的に運任せにゲームは進んでいきます。
他にも、9回裏の相手チームの攻撃(のパズルで)ミスをすると、今までの点差にかかわらず敵のサヨナラ勝ちとか理不尽な展開がいっぱいです。
ファミコン初期の野球ゲームなんかも、バントしたらホームランなんてことがありましたので、本書の発売当時は少々の不条理を書いても許される時代だったのかもしれません。

ちなみに私が初挑戦した結果は、7対12でぼろ負けでした。


山口プリン |HomePage

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