冒険記録日誌
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2002年06月20日(木) 卒業式はKISSでスタート(原 彩子/双葉文庫) その3

弱気なひかるに美里と由紀は不安を感じたらしく、涼君に会う前にと、それぞれ恋の助言を申し出てくれました。
持つべきものは親友です。ここは大人っぽい美里に耳を傾けることにしました。
「とにかく過激なカッコでデートに誘えばいいのよ。男はそんなのに弱いんだから」
そう言って美里はポパイやらの男性誌をプレゼントしてくれます。どうやら美里も恋愛経験はないようです。
でも“うぶ”な私はあくまで素直。派手なカッコして高校の門で待ち構えます。
あ、涼君がきた。彼の友人の一平君もいます。勇気を出して声をかけましょう。
「ハーイ、私とディスコに行かない?」
「なに?君は」
「ろっ六本木のゴールドはいいわよね・・じゃなくてバイクとばして横浜行かない」
「いや、免許もってないけど」
「えっえ、(ここでデートスポットの記事を盗み見る)スキー行かないかって言ってるの!」
「・・・。」
涼君、なんで返事してくれないの。
どうしよう。スキーの話題を続ける?やめる?
もじもじしてると、とっても恥ずかしい気持ちになりました。読者が。
私は赤面しながらも、一生懸命話し続けると、
「面白い子だな。俺、これからハンバーガーショップでバイトがあるから。よかったらまた暇な時のぞいてよ」
と涼君は言ってくれます。
上々の出来に気を良くした私はその後、涼君と一平君がバイトするハンバーガーショップへ行きます。勢いにのって私も一緒にバイトを始めちゃいました。
ここで同じバイト員の麻里&早紀が登場。
彼女達は私に敵意まるだしです。涼君達に媚びないでよ!あなたってトロくさいわね!といやみや陰湿なイジメが続きます。
ふぇーん、ふぇーん泣きたいよ。
「ひかるちゃんがんばってるね」
「ひかるちゃん良く出来たよ」
あーん。涼君、一平君やさしい。(はぁとマーク)

なんだか読んでるだけで、ぐったりです・・・。
続く。


山口プリン |HomePage

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