冒険記録日誌
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2002年06月19日(水) 卒業式はKISSでスタート(原 彩子/双葉文庫) その2

読み始めると、最初に登場人物紹介がありました。
ダイジェスト版で書いてみます。
栗田ひかる(主人公)・・・小学6年生の女の子。魔術で50歳の姿まで変身できる。
田村美里/西村由紀・・・ひかるの親友。美里は大人っぽい美人。由紀は真面目なクリスチャン。
早川涼・・・16歳の高校生。超美形で性格もマル。ひかるのあこがれの君。
神崎一平・・・16歳の高校生。気さくなお調子者。涼に負けずに超美形。
泉麗香・・・ひかるの学校(中等課)で麗香お姉さまと親しまれる美人。
織田麻里/有田早紀・・・涼と一平の同級生で彼らのとりまき。
以上。
「超美形」の文字を見て疲れが発生。これは手強そうです。
今までのペパーミントシリーズは結構読みやすかったので、油断していました。
とにかく挑戦します。

ある日、ひかる・美里・由紀の三人組は、昼食時間に屋上で双眼鏡を使って男子学生を物色中。
「67点。70点・・・」
涼君が視界に入りました。100点がつきます。真っ赤になった私。
「え〜っ、ひかる。涼君が好きだったんだぁ」
親友達にからかわれたけど、だって好きなんだもん。でも私みたいな年下、彼が相手にするわけないし。
そう思っていたら、ジャーーンと美里が「白魔術の本」を取り出しました。
「ひかるを16歳にする白魔術よ」
そんな怪しい本をどこから持ってきたの、とかもっと健全な方法はないの、とか誰も突っ込んでくれないので、素直に計画にのってみます。
まず材料は、美しい女の人の髪の毛1本、月桂樹の葉半分、竜の尻尾のウロコ少々。・・・だそうです。
ここで誰が材料を集めるか最初の選択肢。
ひかるか、美里か、由紀か。
竜の尻尾って本気!?とはやはり誰も突っ込んでくれません。素直に由紀に頼んでみます。

「あのー。シスター、髪の毛を一本いただけないでしょうか」
「校庭のスミの月桂樹を揺すったらどうかしら、わさわさわさわさ、はらり」
「トカゲさん。あなたよく見ると竜に似ててよ。尻尾を下さいな」
こんな感じで由紀が集めてくれました。このパラグラフの文章、いきなり由紀の視点になって読みくいです。
とにかく魔術は大成功。16歳になった私は涼君にアタックします。

続く


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