冒険記録日誌
DiaryINDEX|past|will
| 2002年06月10日(月) |
ドラゴンクエスト 蘇る英雄伝説(樋口 明雄/双葉文庫) その10 |
ラダトーム城に戻ると、アレフガルトの人々の感激と祝福を口にしながら出迎えてくれた。 「勇者よ。わしに代わって、王になってくれ」 王様の誘いを断って、僕は旅にでる。もちろんその傍らにはローラ姫がいた──。
HAPPY END
*雑感* このゲームブック。ファミコンのドラゴンクエストが欲しいけど買えない、もしくはドラゴンクエストが大好きだからゲームブックもやってみたい。そんな人の為に書かれた作品と言う印象。 それをはっきり感じたのは、ゲーム中に「魔法を使う。ラリホーを唱えるか、マホトーンを唱えるか選ぼう」と言うような選択肢があるにも関わらず、ラリホーやマホトーンと言う魔法がどんな効果なのか事前に全く説明がない事。 本書を買う人なら呪文の効果を知っているのは当然、と言う前提で書かれているようだ。 ルールの解説でも「ファミコン版には経験値がありますが、本書は省略しました」とか、原作を意識した書かれ方が目立った。 基本的に内容は原作に忠実。ドラゴンクエストをやっている気分にはなれる。 それに各町の宿屋に個性をつけるとか、ゲームブック独自の味付けは程よくついていて楽しい。ダジャレなどのナンセンスギャグが時々あるのは、好き嫌いが出そう。私は好きだけど。 ゲームバランスは悪くない。ただ最後の竜王の城のところは、難しすぎて何度もやり直した為にだれてしまったが、これはオリジナルルールで遊んでいるからしょうがないかな。
総合評価:よくも悪くも原作のドラゴンクエストあってこその作品。単体では完成度が低いが、ドラゴンクエストのゲームブックと考えれば成功した作品と思う。 大物原作つきゲームブックだけあって、レポートが長くなりました。
*オリジナルルールその4* 道具屋でよく売っている、竜のウロコとキメラの翼。 これらは呪文と同様、使用方法が全然説明されていなかった。特に竜のウロコはまったくのトマソン状態。 そこで皆さんが挑戦するときは、さらに次のルールを追加したらどうだろうか。 キメラの翼───テレポートの魔力を持つ翼。戦闘中と洞窟の中にいる時以外ではいつでも使用できる。使うときはキメラの翼を一つ減らし、430へ向かう。(ラダトームへ移動する) 竜のウロコ───防御力のあがるお守り。戦闘中に使う事ができ、そのときは敵のバトルポイントを一点下げて判断してよい。使うたびに竜のウロコを一つ減らす事。(これで竜王の城での冒険が少し楽になるだろう)
|