冒険記録日誌
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| 2002年05月31日(金) |
謎の村雨城 不思議時代の旅(三原 治&塩田信之/双葉文庫) |
原作はファミコンディスクシステム初期の作品。 そこそこの良作と評価されながらも、同時期に発売された「ゼルダの伝説」の影に隠れてしまった不遇のアクションゲームです。 昔からマイナー路線が好きな私は、当時密かにこれを欲しがっていましたが、ディスクシステムを書う金などなく、代りにこのゲームブックを買いました。 そうゆう事情で、この本に対してはいろいろと思い出深いのです。 さらに当時はゲームブックすらそうそう買うお金もなく、この本ばかり何回もやり込んでいました。 パワーアップアイテムなどが登場するたび、原作はどんなのだろうと想像したものです。 エンディングには、ゲームブック版の設定にしかない、ちょっとしたドンデン返しがあって感動的だった記憶もあります。 そんな懐かしさを感じながらちょっと読み返してみます。
ゲームを始める前に、まずサバイバル少年か、ベースボール少年かタイプを選択します。 それによって装備品は[ハンマー、発煙筒、テント、エアガン、ナイフ]か、[バット、ボール、スポーツタオル、スパイクシューズ、湿布スプレー]かに分かれそこからスタート。 主人公は現代に住む普通の少年で、彼は原宿で踊っている一人の娘が気にかかっています。 話しの始まりは、ついにその娘に声をかけてみようと決意した僕が、ホコテンへ向かうところからです。 今読みかえすと、各装備品も持っていたようで、ナンパするには相当難易度が高い姿だったと想像できます。 にもかかわらず、逆に目当ての女の子の方から「一緒に踊りましょう」と声をかけられました。 女の子のセンスも理解しかねますが、テントやバットを担いで踊る僕にも信じられません。 しかし、そのうち白い靄があたりを包み、気が付くと僕は江戸時代にタイムスリップ。そして・・・
私は本を閉じました。 思い出は美しいままの方が良いですしね。
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