冒険記録日誌
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| 2002年05月29日(水) |
桃太郎伝説 愛と勇気のオニ退治(大出光章&竹田明/双葉文庫) |
このゲームブックの感想を一言で言いましょう。 アホです。 けっして見下しているわけではありません。 これはアホらしさを狙っている作品なのです。原作のTVゲームからしてそうですけど。 内容はよく聞く桃太郎の昔話と同じです。 ただ鬼の悪事が「決められた日にゴミを出さない」「不幸を呼ぶペンダントの押し売り」であったり、戦闘に勝つと「こらしめられた〜」といちいち鬼が叫んだり、野球のユニホームを来た鬼がバットとボールを持って勝負を申し込んだり、茶店の店員が「ご一緒にポテトはいかがですか」と言うあたりなどが違います。
システム的にはいたって双葉らしいゲームブックで、(つまり、なんと言いますか。前のパルテナの鏡よりは、筋道のあるお話しだと思いますよ)このアホアホなノリが笑えるかどうかで面白さが違う作品です。 私は割と楽しく読んでいました。 昔、プレイした時の印象はラスボスの閻魔様がしぶとかった事くらいですが、他に序盤で戦闘で勝てば一角仙人に、体力回復をする金丹の術を教えてもらえるシーンがあります。 ここで私は負けてしまいました。そこで何度も同じ所をグルグルまわって、戦闘に使用する技ポイントを増やしながら挑戦したのです。 結局、金丹の術は覚えられなかったのですが、その間に技ポイントが格段にアップしてしまい、その後の冒険はほぼ無敵状態でクリアしました。
その後、私は無限能力アップと聞くと、TVゲームの裏技でも鈴木直人氏のドルアーガの塔でもなく、まず本書を思い出すようになりましたとさ。
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