冒険記録日誌
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| 2002年05月28日(火) |
ぶらぶらばあさん やまからうみへ(小学館) |
「双葉特集をどんどん行くぜ!」と言った舌の根も乾かぬうちですが、ちょっと休憩。
これはゲームブックでもなんでもなく、ただの小学生低学年向けの絵本ですが、山口プリンのツボにはまったので思わず買っちゃいました。 まず本の帯には──たびはがっこう。大切な事、全部入っています。──と書かれています。 「お子さんが教訓や道徳を学ぶ本ですよ」と言うメッセージのようですね。 内容は、上半身裸でおっぱいをぶらぶらさせたおばあさんが、魔法で人間になったふんころがしのフンたろうと二人で旅を続け、ゆく先々でいろいろな事件を解決すると言うものです。ちなみに本書は第2巻。 精悍な顔立ちで耳ピアスして、腰まで垂れ下がっていているおっぱいをゆらしながら、オールを手に船を漕ぐしわくちゃばあさんのイラストを見たとき、私は迷わずこの絵本をもってレジに向かいました。 中身のお話しも素敵です。旅先で昼寝をしていると、かわいい女の子が近づいてきました。フンたろうはどきどきします。女の子は、 「うんこ!」 と、フンたろうに向かって叫びます。 そして女の子は町の人たちにウンコ!ウンコ!と話し掛けながら、フンたろうと街中を歩きました。 フンたろうが注意すると「明日から学校に入学するの。だから今日いっぱい言いたかったの」と言ってフンたろうにキスして立ち去りました。 おばあさんはフンたろうに教えます。 「人はな。誰でもウンコ!と言いたくなる時期があるものじゃ。すぐあきる。そうゆうもんじゃ」 こんなお話しがいくつも書いていました。読んだ後すぐに第1巻も発注しました。
ゲームブック界にもこんなアクの強い作品があってもいいですね。 基本的に低年齢層向けの双葉ゲームブックにも、ここまでイッテル作品はありません。 このティストのゲームブック絵本を作れば、小学生読者を増やせるかも。 いや逆に、アダルトゲームブック「ぶらぶらにいさん」で青年読者をねらうか。 なんてアホな事考えた山口プリンでした。
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