冒険記録日誌
DiaryINDEX|past|will
2002年05月16日(木) |
スーパーマリオブラザーズ3 マリオ軍団出撃(双葉文庫) |
マリオシリーズ3作目。 この作品もファミコンの「スーパーマリオ3」とは別物。マリオがたぬきに化けたりはしません。 今回の敵は、クッパ軍団にのりうつったエイリアン達なのです。 本書カバーには究極のパーティプレイ、マリオ・ワールドがRPGになった、とか書かれています。 なんと今度はマリオ、ルイージ、ピーチ姫の3人がパーティを組んで冒険するのです。 パーティプレイと言うとルールが難しそうです。マリオ、ルイージ、ピーチ姫の各体力、知力、経験値をチェック。あとは、ルイージが装備している銃の弾丸の数、ピーチ姫が装備しているコイン数と回復アイテム・マジカルロッドの使用回数を管理することになります。項目が多いようですが、実際はそんなにややこしくありませんでした。 サイコロは不用。ランダム要素はなく、選択肢によって体力が減少したり、アイテムを使用したりします。(マジカルロッドでの体力回復は自由に行える)
本書の感想ですが、他出版社も含めて、マリオもののゲームブックの中では一番面白い。 主人公の3人をファンタジーRPGに例えると、戦士(マリオ)、魔法戦士(ルイージ)、僧侶(ピーチ姫)のパーティ。銃やマジカルロッドが魔法の役割(使用回数の制限つき)をはたしているなど、ゲームバランスがとれています。 イラストや文章もなかなか良くて、特に突っ込むところはありません。 同じファミコン原作のゲームブックとして、鈴木直人氏の「ドルアーガの塔」のような作り込みやドラマ性はないのですが、双葉ゲームブックの方向性なら合格点でしょう。双葉社もこんな作品を連発して欲しかったものです。 サングラスをかけてニヒルなルイージや、キラーをキックでやっつけるピーチ姫を見て、なんか甘めの感想になっちゃいました。
|