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みんみん



 行ったり迎えたり

金曜日。
夜、りー氏と県南西部・城端(じょうはな)の曳山祭(宵山)へ。
以前お世話になったお宅が山宿当番をされるということで、屏風など拝見しに行く。6つある山宿の中でも特別に人出が多い家で、鳥山石燕の風俗屏風と、短冊やら色紙やら貼り交ぜてある屏風を遠巻きに見た。
加賀の千代女の(短冊が貼ってある)屏風、とご当主は仰っていたけれど、実はそれよりずっとビッグネームの短冊も貼ってある。しかし当地では千代女が有名人なのだった。
素敵な銭湯や場末のラウム温泉などを発見して大喜びのりー氏(そのうちりー日記にアップされることでしょう。気長ーにお待ちください)。

今でこそ、知らない者には「山の田舎町」といった印象の城端だけれども、絹の産業で栄え、明治の頃に鉄道が敷かれていた(りー氏情報)ほどの「甲斐性ある」町だったのだ。
山車に乗るのは町の旦那衆、それを曳くのは山のもん(者)、という構図は今でも続いているらしい(まあ、いやらしくもあるわけですね)。



土曜日。
ぴょんちゃんとみつをさんが遊びに来てくれた。
ぴょんちゃんは拙宅から車で1時間くらいのところから、みつをさんは東京からのお越しである。みつをさんとは初対面。
お茶を飲んだりご飯を食べたり(あと、ぴょんちゃんとりー氏と私はお酒も飲んだり)して過ごす。観光らしいことは何もしていない(笑)。
日中、バイクに乗って伏木(高岡市の海辺の町)で曳山を見てきたらしいりー氏は、飲んでいるうちにおねむになる。

帰宅後、ぴょんちゃんのリクエストで初めて「冬のソナタ」を観る。ヨン様というのは私でも顔を知っていたが、相手役の女の子(田中美里が吹き替えをしている)を観たのは初めて。この女の子の顔立ちがえらく地味な気がするが、きっとこれは女の子ではなく、ヨン様のためのドラマなのだろう。

日曜日。
ます寿司、ぶり寿司などお出ししつつ、お昼頃までやはりたらーんとしていた。ネットをしたり電話をしたり。
お2人を見送り(また来てね)、テレビをつけるとみつをさん出身地の特集をやっていた。テレビまで名残惜しんでいる。
はたはた寿司なるものを見る。

用事の後で草島線をぐるっと周り実家に行こうとするが、いかにも休日らしい道の混みように(休日じゃなくても混んでいるのだけれども)ヘキエキして帰る。
ます寿司を食べたりしていたら睡魔が襲ってきたので眠る。ぐう。
起きたら目の前鼻の先にくつしたを履いたりー氏の足があった。

2004年05月16日(日)
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