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■ 大阪人
『大阪人』(大阪都市協会)という雑誌がある。先日、サイト経由でバックナンバーを2冊注文した。 数日して、雑誌の名が記された封筒が届いた。中を開けると、1冊しか入っていない。しかも、注文したのとは違う号だった。 うーん、号数を間違えて書いたかなあ、と思いつつ請求書を見ると、私ではない人の名前が書いてあった。外は私宛てになっているが、中身が入れ違っているのだろう。ということはたぶん、「私ではない人(大阪市内在住の女性)」のところには、私が注文した2冊のバックナンバーが届いているはずだ。 出版社に電話すると恐縮された。間違った号を送り返しましょうか、と言うと、「送料がかかるのでお持ちください」とのこと。これはこれでラッキーだ。 ちなみに間違って届いた号は上方落語の特集で、といっても米朝さんあたりが載っているのではなく、三枝さんなどが取材されている。
とここまでは数日前の話。
日中、出かけて帰ってくると、留守電のランプがピコピコしていた。 再生しようとすると五十数秒だと言う。いったい何だ?と思いながら聞くと、知らない人の声だ。これは間違い電話かと思って更に聞くと、くだんの「私ではない人(大阪市内在住の女性)」らしいということがわかった。 彼女の元には私が注文した雑誌が2冊届いていた。間違いだと気づいた彼女は早速出版社に電話をかけたが、土曜日でお休みなのか誰も出なかった。もしかして急いでいるのかと思って電話しました、直接送りましょうか、どうしましょうか、連絡ください、電話番号は…… 長い長い留守電が1回、続いてあまり間をおかず短縮版の留守電が1回、計2回入っていた。 一緒に長い長い留守電+短い留守電を聞いたりー氏は大いに受けている(失礼)。
知らせてくれた携帯の番号に電話してみた。しばらく話をしたのだが、彼女は、間違った雑誌が届いた時の印象とか、出版社何やっとんじゃボケー的なことを言い、そして私は、2、3分かそこらの間に、彼女が「三枝さんのファン」で「ローソンで働いている」という情報を得た。 「私、ローソンで働いてるんですよー、お客さん(=私)のことを思ったら直接送ったらいいんじゃないかと思って電話したんですー」 ありがとうございます、私も急いでいるわけじゃないから大丈夫です、向こうから改めて送ってくると言ってますし、○○さんも月曜日改めて出版社に電話をかけられたらいいんじゃないかと思います、お互い楽しみに待ちましょう(笑)、などと話をして電話を切った。
といった顛末が、大阪人の性質なのか彼女の性質から来たものかはわからない。でもなかなか面白い経験だったと思う(最近、大阪人に引きがあるようだ)。
2004年04月03日(土)
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