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02賞 リハーサル見学レポート
原宿RUIDO
15時、小雨がぱらつく中、30人ほどが集まる。（因みに5月31日の大阪・心斎橋ミューズホールと今回の二ヶ所で開催され、大阪では10人ほど集まったそうだ）外でAFD黒Tシャツを着た女性スタッフ（やまもさん？）が招待ハガキを当選者名簿と照らし合わせ確認する。
フロアでシャッチョー（本田社長）から挨拶と説明がある。「“domestic industry 1”お買い上げありがとうございます。また、02賞当選おめでとうございます。これから皆様に見ていただくのは、サウンドチェックという作業です。サウンドチェックというのはまず各楽器の音量を見て、それから全体で何曲か通しでやってみます。実は客席と舞台で聞こえる音は結構違うんです。そこで自分が最高のプレイができるように、各人の前にあるモニターから聞こえる音の中から、どの音が音響さんに欲しいか言っていき調節します。ドラムが結構時間がかかって退屈なんですけど、昨日もやったんで今日は短くて済むと思います。それから、01がなんか言うと思いますけど、まあみんな笑ってやってください（笑）」そこで、みんなも含み笑い。
招待ハガキにあらかじめ打ってた整理番号順に5人ずつ、囚人のように連れられて会場へ下りる。
私は13人目。
用意された椅子に順に座っていく。私は2列目右端。（図の赤い席）
シャッチョーが「当選者じゃない人が約一名いますが」と言うと私の斜め前の人が席（図の青い席）を立ち、私の横を通り、後ろに去っていった。その人はなんとワリ君だったのだ！！ワリ君の動きにより起こった爽やかな風を浴び、それを肺に吸い込む私（壊）。ワリ君の隣に座ってた人（図の黄色い席）は空いた席に移動してた。いいなぁ、私もワリ君の温もりをケツで感じたかっ…（自主規制）
それにしてもニット帽に、チェックの半袖シャツ、ハーフパンツ（足！）の出で立ちは爽やかだが、全然気付かなかったよ…。あまりに自然すぎて、私としたことがワリ君のオーラをキャッチできなかったよ、トホホ。
緑の席：出番がない時はみんなここに待機している
黒の矢印：みんなここを通って席につく
水色の線：が、ワリ君は扉を通らずに舞台から直接降りてここを（つまり私の横を）ビュンビュン通る！
そしてリハ開始。
まずは、Ds→B→G→Key→01G→Vo の順に音響の指示に従い各人、適当に演奏し音確認を進めていく。
その他は何のフレーズかわからなかったけどワリ君が「コミュニケーション」の一節を弾いているのだけ分かった。（だから「コミュニケーション」をやるかと思ったのに、ライヴではやらなかった。）
そして必ず皆、確認をする前でなく、終わると音響さんに「宜しくお願いします」と言うのだ。
皆黙々と進める中、遅れてやっと収さん登場。お客さんに軽く挨拶をし「この右のブレイク（？）を踏むと」とギターを鳴らし「歪んだかっこいい音になるんだね」とエフェクターの説明をしながら確認をするも「これじゃチェックにならないね（笑）」
それから、01マイク確認。しかし「アー」や「ラララ〜」ではなく、「ハーヘッハー」「ハッハー」と不思議な発声にお客さんは思わず含み笑い。
それから「トーキョー・ブルー」「Squall」「バイバイシュガーキューブ」「Stripe Blue」の4曲を通しでやる。1曲目が終わり拍手が起こると、収さん「おぉ、ここで拍手が貰えるとは思わなかった」
1曲やる毎に、
ワリ君「ベースです。ヒロちゃんギターをもう少し」
音響さん「はい、秋山さんは？」
と聞くと
ヒロちゃん「歌を」
収さん「オレはすっごくいいんだよ、いいんだけどね…、マイクがハウるんだよね……。
ああそっか、ああオレが手を添えてるからか…、ゴメンゴメン……」
というようなやりとりを繰り返し、各人がモニターに欲しい音を音響さんに言って調節をしていく。
途中、おぢさんが「あれっ！？ ちょっと待って！」と言い、足下でなにやら探している模様。収さんが「あ、おぢさん、楽譜なくしたみたい。おぢさんはまだ楽譜見ないとできないんだよ（笑）」とお客さんに説明するように言う。おぢさん「違うよ、楽譜じゃないよ！！・・・ああ、あったあった」と紙片を拾い上げる。収さんがキーボードのほうを覗き込んで「ああ、コーラスね…。そこは“any good times〜〜…”」とモソモソ話していた。
アニとおぢさんの間にある金属製のついたてみたいなもの（図のピンクの四角）をおぢさんが説明し始める。「これはね、昨日、まあドラムの音がうるさいわけですよっ！そこで……まあいいや。」と勝手に説明をやめてしまう。（なんだったかちゃんと聞きたかった）
とりあえずリハ終了。舞台にワリ君と収さんだけが残り、質問タイムへ。
最初はみんな恥ずかしがって、誰も手を挙げない。
収さん「じゃあ、その後ろの男の人…。って、おぢさんじゃん！」
おぢさん「だって、誰も手挙げないから」
そこで、一人が手を挙げて「ライヴ前は緊張しますか？」と質問する。
収さん「そりゃあ緊張しますよ」
ワリ君「出てくる前に（手のひらに『人』という字を書く仕草をして）こうやって飲んだりね、
でも出てきたらボーンてなる。もうボーン！って」
収さん「わりっちはボーンてなるそうです」
と、お客さんに答えていた。したらば、後ろからデカイ声で「はい！世田谷区の河野ですけどっ！一回のライヴにどれだけリハーサルするんですかっ！？」と質問が。しかし「えー、他に何か質問は〜？」とワリ君に軽くかわされてしまう。
それを聞きつつ私の頭の中では「どうしよう、こんな機会ないし、質問しちゃおっかな〜？でも恥ずかしいしな〜。でも、こんな機会もう二度とないだろうし〜。いや、それ以前に何を質問すりゃいいんだ！？さっきの“Stripe Blue”のストロボで収さん癲癇にならないんですか？とかかぁ！？うぅ〜ん…。そうだ！前から気になってたことがあったじゃないかー！」そして、私は意を決して手を挙げたのであるっ！シャッチョーが持ってきたマイクを受け取り、2人に見つめられ、ワリ君に「そこのSCRIPT Tシャツを着た人」と言われ、固まる私。本名を名乗るのがイヤで黙ったままの私に「だいじょうぶ？（笑）」「偽名でもいいよ」と言ってくれる2人。「『おぢさんと同じ誕生日の女』と申します。」と名乗ると、後ろにいたおぢさんから「おっ！」と声が上がり、私は振り返り会釈をした。それから「ライヴ版の編曲はサポートの皆さんとやってるんですか？」と震える声で質問する。と、ワリ君が「挙動不審のわりには鋭い音楽的な質問ですが、収君、どうですか？」と振り、収さんが「そうねぇ、ライヴん時はね、みんなで意見出し合ってやります。まっ、骨組は僕たち2人でやるんだけど…。バンマスっていうのがいて（後ろのおぢさんを指差し）、河野君がいろいろやって、でも河野君がいない時もあって、その時は秋山君がぁ…」と説明してくれたのだが、極度の緊張からか、何を言っていたのかあんまり覚えていない私だったのである。あぁ、なんてことだー！「ありがとうございました」というのが精一杯でした。
次の人の質問。「秋山さんの後ろのアンプ（図のオレンジの四角）の上に『今日もギターはこちら』って書いてあるんですけど、何ですかそれは？」と書いてある紙を指す。
2人「じゃあ、秋山君本人に答えてもらいましょう」
と、後ろにいるヒロちゃんを舞台に呼ぶ。
ヒロちゃん「これはね、最近僕と渡辺君の立ち位置が変わって
『なによ、私はワリッチを見に来たのに！（この言い方が乙女っぽかった）』
っていう風にならないように置いてるんですね。
ちなみに、この後ろには『貸し切り露天サイコー』って書いてあります」
と説明。すかさず
収さん「それはどういう意味なの？」
と質問。
ヒロちゃん「いや、だから貸し切り露天っていいよねー！っていう意味。」
収さん「貸し切り露天行ったの？一人で？」
ヒロちゃん「…いや、それは複数人だけど…。
一人でも複数でも貸し切り露天っていいよなぁって………、なんかオレ、収みたいじゃない？」
お客さんもこれには笑う笑う。
で、舞台を背に全員で記念撮影。最後に出口の所で2人と握手して、約1時間の公開リハは終わった。
良い経験をさせてもらいました。またこういう音楽的なイベントがあったらいいなぁ〜♪
レポ by おぢさんと同じ誕生日の女 ＆ moco （ありがとう！）
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