〈帝都探偵絵図〉シリーズ第四弾。 幼馴染同士がやがて怪盗と検事となり、敵対するという、とてもときめく話でした。
怪盗ロータス、執念深すぎるよ! 中学卒業時に「君の人生を僕にくれ。一緒にフランスに行こう」と申し出る→断られる。 数年後、検事になった安西のところへ現れ「怪盗になった」。 3年後、凌雲閣に予告状を出して、安西の心を盗むってさあ。 10年計画か。
安西の心が持ってかれた瞬間が、きたー! って感じでした。 それを、礼&高広が見てるってのもまたいいね。
それに、コナン・ドイルと凌雲閣の設計者が幼馴染って、初めて知りました。 こちらも、幼い日の約束(アイルランドの民話に出てくる巨人の鉛筆を贈る)を約束を果たすという話。
あと、「反魂蝶」に出てくる、先生大好き助手はいいツンデレ。 先生の前では「とろい」「みっともない」だのボロクソ言ってるくせに、 先生の名を語る者が詐欺を働いたと知ると、「先生は素晴らしい人です。そんなことするはずありません、偽物です!」と必死に先生の無実を訴えてくるんだから。 http://www.webmysteries.jp/topic/1504-05.html

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