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やすみ日記
梅子
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2014年08月17日(日)
「偶然の装丁家 (就職しないで生きるには)」矢萩多聞

小学校から不登校になり、14歳からインドに暮らして、本のデザイナーになった人の話。

両親が自由すぎる。
「学校? 行かなくていいよ」「インドに住みたい? 家族で移り住もっか」って。

凄く面白いけど、真似しようと思ってもできないな。
20歳で個展開いて、絵を全部売り切るとか、凄すぎる。
何年も勉強して、東京の美大に行ったって、売れっ子デザイナーになれる人なんて僅かなのにさ。

昔の学校の先生は、差別的なこと平気で言うなぁ。
(といっても、著者は私と3歳差だけど)

「このままでは将来結婚できないし、乞食になる」って。
アレルギーなのに、牛乳飲まそうとしたり。

今の方が不登校は多いけど、昭和の学校の方が、通いたくない要素満載。
ここは刑務所か。

本のデザインが、どういう打ち合わせの元、生まれていくかという話も面白い。
黒い本は売れないとか。

帯を依頼しまくった中、
谷川俊太郎さんだけが返事くれたという話も、いいですね。

京都に移り住むと言ったら、友人が
「よそ者は意地悪されるぞ。やめておけ!」
と必死で止めた話に笑ってしまった。

京都はそこまでイケズじゃないよ!