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やすみ日記
梅子
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2014年04月28日(月)
「象の墓場」楡周平

レビュー倒産した、巨大フィルムメーカー・コダックをモデルにした話。

同じ業種でも、富士フィルムは化粧品などへの方向転換が成功して、残っています。
コダックは、大企業ゆえに、多角化を嫌がる株主の意向などがあって、方向転換が遅れます。

22年前の話から始まるので、「大企業ってなんてのんびりしてるんだ!!」と思います。
デジカメを初めて作ったのはコダックなんですね。

早くから危機意識あったのに、何で既存ビジネスにこだわるのか。
実際に、2000年頃には、デジカメどころかカメラ付き携帯が普及するし。

主人公が「転職しようか」って言ったら、奥さんが止めるシーンも、「何止めてるねん! 会社が傾いてからは遅いわ!!」と思いました。

トーラス社の5DOって何だっけ? と思ったら、マイクロソフトのXboxか。
そんなものがあったことすら忘れてましたよ。