「月に笑う」木原音瀬 表紙は、センシティブ系なのですが、中身はバイオレンスヤクザ小説でした…。 らいらさんに「精神的には甘いですが、肉体的には痛いです」と言われた意味が、よーく分かりました(笑)
雑誌掲載分の「月に笑う1」がよかったです。 語彙が少なく視野が狭くて、でも純粋で、本当に中学生の視点って感じがする。 刑事に「近頃のガキは、食うにも困らないくせに、学校のいじめくらいで自殺する。贅沢だ」って言われて、「じゃあ、僕が刑事さんの子供をいじめるよ。それで自殺したら、同じことを言って」と言い返すところが、印象的でした。
********************* 「はな咲く家路」一穂ミチ ほのぼのした、やわらかい印象のお話で、心が和みました。 文章が、雰囲気あっていいなぁ。
ただ、日常の心理描写がすごく丁寧なのに、恋愛関係に踏み込む時があっさりし過ぎな感じがする。 「雪よ〜」が先生と生徒、「花咲く〜」が義兄弟だったので、もっと悩むのかなと思っていたのですが。
「雪よ〜」の時、「エロシーン少な過ぎ! 何度もページめくって確かめちゃったよ!」って文句言ってたんですが(笑)、「花咲く〜」を読んで、やっぱりこういう繊細な作風の人は、エロが無い方がよいかも、と思いました。 そんなことより、かずさの就職活動の結果や、葵の目の方が気になる。
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