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なんだかんだで、体調が夏バテ全開という今日この頃である。起き上がっていてもつらいし、横になっていてもなんだか落ち着かずにつらいという感じで、結局横になっている時間の方が恐らくは長い。疲れすぎていて起き上がれないことも多い。我ながら、どうしようか…と思っている(今は少し楽なので日記を書いている)。 今日、NHKで世界遺産特集を放映していた…らしい。「らしい」としか言えないのは、ほとんど見ていないからだ。ただ、遅い夕食を食べながら、総合テレビで番組の一番最後、20時30分過ぎからは見るともなく見ていた、聞くともなく聞いていた、という感じであった。 番組の終盤に差し掛かるところで、「遠い未来の財産になる…」という意味の言葉が出てきた。「遠い未来の財産」という言葉で、私の中の何かがぴっと引っかかった。その前後の文脈をほとんど理解していないので、あまり突っ込んで書けないのだけれど、恐らくは世界遺産を大切に守り続けることが必要だと言っているのかな、と理解した。 その理解が正しいならば、それはその通りだと思う。でも、世界遺産に指定されたものそのものを守ることが全てなのかな…とも思うのだ。正確にはそこに重点を置きすぎていていいのかな…と。 私は生きている。「あなた」も生きている。他にもたくさんの人が生きていて、それぞれの場所でそれぞれに生きている。ひとりひとりはちっぽけな存在かもしれないけれど、ひとりひとりの生も、未来の大切な財産になるのだろうとも思う。極端に言えば、私の生も未来には何らかの財産…になるかもしれない(そんなに大したことはしていないけれど)。 だから、世界遺産として指定されたものや、他に重要文化財などの名のもとに守られているものそのものを大切に守り続けると同時に、その背後には、何らかのかたちで、様々な人の様々な生き方があることを忘れないでいたいと思う。そこで生きている人、そこを守る人、そこにかつていた人、それを引き継いできた人…。名も知れぬたくさんの人がそこに介在していたことを。 今日は気力体力不足であんまり十分に書けなかったけれど、それでも何か書いておきたかったのだ。 また、微妙にパソコンを疲れさせるような操作をやらかしてしまったような気がする。あああ。あ。 というわけで(?)、さるすべり。くすぐりの樹、とも言うらしいとどこかで聞いた。幹を触るとくすぐったがっているように花が揺れる…ってこれ昨年も書いたような…。 ![]()
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