風紋
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| 2003年07月14日(月) |
こんな日だった / 忘れるとか忘れないとか / 希望 |
結局、この土曜・日曜は、ほぼ寝て過ごした。寝る…と言っても眠れたり眠れなかったりだけれど、全身から力が抜けていくようなだるさのために、寝ているしかなかったような感じがする。一応、余力があれば仕事をしようと思い、パソコンの電源はつけっぱなしにしていたのだけれど、ほとんど何もできなかった。なぜこんなに何もできないのだろうと、焦りと哀しさばかりが大きくなっていた。
今日は、大学に行く用事があったので、ふらつきが治まらないような気はしたものの、気合いを入れて起き上がる。服を着替え、髪を梳かし、化粧をしていると、自然と気分が引き締まるように思った。それが良いことなのか悪いことなのか、よくわからなかったけれど。
ただ、家の中でも携帯電話を落っことしたり、ごみ箱にぶつかったりしていたし、やはり街に出ると、ふらふらとして、気合いを入れていないとまっすぐ歩けないような気がした。バスの中から外を眺めていて、“なぜ皆は普通にまっすぐ歩くことができているのかなぁ”と思い、一方で、なぜ自分はそんなことを考えているのだろう…と思っていた。そして今の私は、なぜ自分はこんなことをこの場所に書いてしまいたい気持ちになっているのだろうと思っている。
今後数週間の間は、自宅を中心にして仕事ができるように、打ち合わせをしたり、連絡を取ったり、用事を済ませたり、いくつか資料を持ち帰ったりした。全く大学に行かなくなるわけではないけれど。
体調のことを考えると早く帰宅した方がいいのだろうと思いつつも、大学にいると普通に仕事ができるような気がするので、ついつい長居をしてしまい、帰りは夜になった。とても涼しくていい風が吹いていた。少し寒いくらいだった。気持ちの良い、幸せな夜だなぁと思った。こんな夜の空気に触れることができただけでも幸せだなぁと思った。このまま、どこかに座って、夜風に吹かれながら夜空をぽけっと眺めていたいなぁと思いながらも、実行に移せずに帰ってきた。どこかで、ポンポンと音がしていたのは、花火だったのかもしれない。
○ もう全部全部忘れられたら、どれほど楽になるだろうか…という考えが一瞬よぎる。でも、しばらくして、やっぱりどんな想いをしても、どんな記憶も、決して忘れたくないと思う。どんな想いを伴う記憶でも、私の歴史だから…と思う。そう言い切ってしまえるほど私は強くもないのも事実だが…。
○ 元気になりたい、何とか調子を取り戻したいと思い、いろいろ手は尽くしています。弱音を吐かずにいられるように。少しでも笑顔で過ごすことができるように。いろいろな弱さや苦しさを溶かしたうえで強くなれれば、と思います。
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