風紋

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2003年06月06日(金) 月が好き / とあるところから届いた、とある書類の、とある1行の記述

月が好きだ(夜に空に出る「月」)。特に理由などないが、とにかく好きだ。好き…というのとは少し違うかもしれない。この気持ちを何と呼べばよいのかわからないけれど。

帰りが夜になる時は、たいてい帰り道のどこかで空を見上げて、月を探してしまう。自転車をこぎながら空を見上げていて、フェンスにぶつかりそうになったこともある。月が見つかると嬉しいし、励まされるような気持ちになる。こんな素敵な月を見ることができるなら、もう少し生きていてもいいとさえ思う(別に明日死ぬとも思っていないけれど)。

何日に見るか、何時頃見るかによって、同じ「月」と呼べるものであっても、受ける印象が全然違う(受ける印象が違うのには、私自身の状態も反映しているに違いないが)。と言っても天文学の知識があるわけではないけれど(私は地学の天文分野は苦手だった)。

2〜3日前に見た月は、「そよ風」の方には「細い」と書いたけれど、ぱっと見たときの印象は「薄い」だった。触ってみたいけれど、うっかり触ると、ぺきっと折って壊してしまいそうな気がした。だから触れないと思った。

今日に見た月は、それよりも少し太く(?)はなっていたけれど、今度は本当に「薄い」と思った。少し濃い黄色、あるいはオレンジ色。そして形が「夢」という字に似ているように思った。


とあるところから届いた、とある書類の、とある1行の記述を見て、改めて悲しみを感じ、胸が締め付けられるような気がして、ぼろぼろと泣いていた(というか、それは、泣きポイント(?)では全くなかったのだが)。

誰かに助けて欲しい気持ちがありながら、この行き場のない気持ちをどこかで吐き出して誰かに受けとめてほしいと思いながら、一方で、そのことには決して他の人に触れられたくはないし、自分自身が思い出すのさえつらくて言葉にならない。それは私が弱いからなのかもしれない。でも、これからもこうして生きていくとしか、今は言えない。

この記述だけでは何が何だかわからないと思うけれど、これ以上のことはここでは書けない。ただ、こういう気持ちになったことだけは書いておきたいと思った。


BGM : Terpsichore (Margolis / Praetorius)


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)