風紋

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2003年04月04日(金) 新年度のはじまり(さらに後ろ向きな日記)

最近、春なのに、テンションの低い後ろ向きの日記しか書けていないというのは自分でもある程度はわかっていて、自分でもどうだろうと思うし、もし読んで下さっている方がいらっしゃるなら、申し訳なく思う。同時に、いつ愛想を尽かされるだろうと恐れている部分もある。

と書いていて、今日もやはり後ろ向きの日記。

………(申し訳ないので、インターバルをおいてみます)………。


私の居る環境では、実質的に今日が新年度のスタートになる。で、昼過ぎから皆で集合していろいろなことをしていたのだが。

なんというか、冗談抜きできつい1日だった。こんな感じに調子が悪かったのは久しぶりのことだった。途中で、どうしようもなくテンションが下がって、理由もなく苛々して誰とも話したくなくなって逃げ出したくなっていたのだけれど、そういうわけにもいかず。無理に平静を装おうとすると、かえって表情が引きつれてしまう。別に誰が悪いわけでもないし、誰のせいでもなくて、自分自身の問題なのだけれど。

さっき、1年前のメモを読み返していたら、昨年の同じ日も私はこんな感じだったようだった。なぜだか時々こんなふうになってしまうことがあって、自分でも何とかしたいのだけれど。

私は此処にいていいのか?と思ったり。何もかもが足りない。やる気も業績も努力も勉強量も読んだ文献の量も基本的な知識も。あるのは、ここでやめたくない、もっと研究を続けたいという気持ちだけ。気持ちに見合うだけの行動が足りない。

それでも、1年前は、絶対に何があっても負けてなるものかと思っていたけれど、今年は闘う前から負けているというか、不安ばかり。私は乗り切っていけるのか?この1年をきちんと過ごせるのか?と。

帰り際に、気のおける後輩に、「もう疲れた、駄目かもしれん、私」と、がぁぁぁっと言い置いて帰ってきてしまって、後で、なぜあんな心配させるようなことを言ってしまったのか(言うべきでなかった)と思う。いや、言った内容は嘘ではないが。その意味では、同じような内容を此処に書くべきではないのだろうとも思うのだけれど。

この1年(数年か?)、“もう駄目かもしれない”ということが時々あって、そのたびになんとかごまかして切り抜けてきた感じがするけれど、それもいつまでもつだろう。

この先に自分の身の上に起こることが、つらくて苦しいことしかないような気がして、でもあまりそういうふうに考えてはいけないのだろうとも思うと、自分がこんなに後ろ向きなのがつくづく情けない。

…なんか、春なのに、こんなので、ごめんなさい。

もっと、しなやかに強くなれればいいのにと思う。今は、多少無理をしてでも、自分のしたいこと・しなければならないことを精一杯したい、言葉だけでなくて行動に移したいと思います。が、エネルギーが切れている感じが。


関係ないのだけれど、私が日記を(一応、公開の場である此処で)書いていることに対しても、私は同じようなことを感じているような気がする。

私は此処で書いていていいのか?とはいつも思う。何もかもが足りない。文章力もないし、素敵な生活も送っていないし(それでも1日1日は、私にとってかけがえのないものではあるが。こういう日も含めてね)、大して内容のあることが書けるわけでもない。あるのは、ここでやめたくない、もっと日記を書きたいという気持ちだけ。それもいつまで続くのか、最近はよくわからなくなってきている。

日記をやめても、私の生活も、あなたの生活も、特に大きく変わることなく穏やかに流れていくであろうとは思うのだけれど。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)