風紋

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2003年02月15日(土) 本当は / やる気のない日 / (タイトルがつかない)

本当は、今日は日記を書かずにおこうと思っていた。時間や余裕がないという理由ではなく、もうこれ以上私は書けないとしか思えなかった。しかし、ふっと“書けるかな”という気持ちになったので書こうと思った。

書かなくなったら私は負けるという気が何となくしているのだが、いつ誰に何にどのように負けるのかよくわかっていない。いや、負けてもいいのだろうが…。


昼過ぎくらいから、ぱたっと、やる気が切れてしまった。した方が望ましいことも、しなければならないことも、したいことさえもする気になれなかった。しかし、私はやる気があるべきだ(何だか変な言い回しだな。「やる気のある私であるのが望ましい」というくらいの意味)というのは自覚しているので、こんなのでは駄目だ駄目だと思うとますますやる気がなくなり、そういう時に限ってお茶碗を割ってしまったり、お砂糖の箱を豪快に落としてしまったりで、どうしようもなくなって、しばらく寝ていた。

目が覚めると、楽団の練習に行った方がよい時間だった。どうしても行く気になれなかったので、すぱっと休んでしまおうかと思ったけれど、諸事情あって行くことに決めた。と言っても、乏しい気力で、動きたがらない身体をずりずり引き摺っていったという感じだが。

ただ、不思議な話だけれど、練習に参加したら参加したで、音楽をとてもとても楽しんでいるのだ。それは嘘ではなく本当にその通りで、自分が楽器を演奏しているということも、他の人が楽器を演奏しているのを聴くことも、とても嬉しくてこの上もなく幸せで、わくわくすることだ。だからこそ余計に、練習の場に出て行くことだけがなぜかこんなにもきついというのが、なんとかならないものかなと思う。別に楽団の雰囲気が悪いとか、人間関係上問題があるわけでもないのに、理由もなく気が重いのは私が悪いのかなと思う。


結局、自信なんて自分で自力で積み重ねていくしかないのかな、と。

もうちょっと私が強くあれば、もうちょっとましなのかもしれないとか、もうちょっとうまくいくのかもしれないと思ってきたが、しかし「ましな状態」「うまくいった状態」とは私は具体的にどんなことを想定しているのだろうと最近考えている。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)