風紋

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2003年01月29日(水) 青空は続かない? / 昔の人の寂しさと音楽 / 暖房器具 / 地に足のついた話

今日は随分寒かった。明日も引き続き随分寒いそうです。大丈夫ですか?

テレビの天気予報を横目で見ていると、週間予報のコーナーになった時に「青空は続かないでしょう」という言葉が耳に入ってきた。何だか、とても悲しくなった。いや、これは単なる天気予報であって、それ以上でもそれ以下でもないとは思うのだけれど、「青空が続かない」って、何だか悲しい。

雲の上には、きっと青空が広がっていると自分に言い聞かせるものの、それでも何だか悲しくて。その前に、単なる天気予報で悲しんでいるのはどうなんだろうとは思うが…。

青空じゃなくても、きっといいことはいっぱいあるさ。あってほしい。

でも夜空を見上げると、星がいっぱいで少し嬉しい(って、子どもみたい)。


昔の人も…今から100年前、200年前、300年前…もっと昔に生きていた人も、悲しいと感じることはあったのだろうか。言葉にならないような切ない思いを抱くことはあったのだろうか。

多分あっただろうと思う。その思いを抱くきっかけは、現在とは違ったものであるとしても。

昔の人にも、悲しいと感じたり、切ない思いを抱くことがあったのだとしたら、そういう時、音楽を聴いて、心が慰められるようなことはあったのだろうか。あるいは、言葉にならず行き場を失った感情を、音楽を通しておもてに出すというようなことは、昔の人にもあったのだろうか。

…ということを、「テレプシコーレ」(Terpsichore)(Praetorius/Margolis)を合奏している時にずっと考えていた。楽団の練習で。

いや、この曲が作られた当時にこの曲を聴いた人は、この曲を聴いてどう感じたのかな、私が感じているのと似たような感じを抱いたのかな、ということが、ふと気になったので。

ちなみにこの曲、随分難しいと思う。しみじみとしたいい曲なのだけれど。個人的にも、指が回らないとか音が出ないとかいう箇所がたくさんあるし、全体で合わせるのも随分難しい。今の私にとっては、練習しようという動機づけが、思いっきり下がるきっかけになるか、思いっきり上がるきっかけになるか、どちらかになりそうな曲だ。できれば思いっきり上がるきっかけになってほしいのだけれど。


この家で迎える初めての冬だ。例年より寒く寂しく感じるのは、引っ越した時に暖房器具を替えたからに過ぎないのだと自分に言い聞かせる。

石油ストーブの匂いが好きだった。石油ストーブの上にやかんをのせてお湯を沸かしたり、するめを焼いたりするのが好きだった。ちなみに、石油ストーブで誤ってリカちゃん人形の髪を焼いてしまったこともあり、それはとてもとても悲しかった。


今日の日記は、地に足がついていない話題というか、地面から3cmほど浮いているような話題ばかりだなと自分で思った(「3cm」に明確な根拠は無い)。地に足のついた話も少しだけすると、今日は学会の申し込みを済ませた。明日は来年度の週に一度のお仕事先に書類を送る。その他。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)