 can't be alive without you. why don't I miss you
| 2002年07月09日(火) |
りー。りー。と鳴いてます。 |
お母さんが鈴虫を私の部屋に持ってきました。 なぜなら私は冷房が大好きで、その涼しい部屋に夜の間鈴虫を置いてあげたかったからだそうです。 ・・・鈴虫って寒くなると死ぬんじゃないの?違うの? なんだか間違ったことをお母さんはしてる気がするのですが、あえて放置。 お母さんは鈴虫が大好きです。それはもう毎年通販で買い寄せる程に。 通販で鈴虫・・・郵便局は何でも売ってるね。びっくり。
最近はあまりしてないのですが、一時期、人に震えられるほどに楽天オークションにハマっていました。と、いっても同人誌を買い集めていたわけではありません。 あのね〜。ひかないでね〜。 私がハマっていたもの。 それは手作りお菓子! なのですよ・・・(震)。 この話をすると、たいていの人がちょっと嫌な表情をするんだ!そして「そんな・・・知らない人が作ったお菓子なんて怖くないんですか!」と怒られるんだ・・・もう両手の指で足りないくらいの人に怒られてるのでもう誰も怒らないでください。 ちなみに1年で30品くらい買ったけど、食品でヤバイものに当たったことはなかったです。1回だけクレーム出したことがあるけど、それは果物だったし。それ以外はいい思い出が殆どです。でもまぁ私だけというワケじゃなくって、ある一時期(2年くらい前かな?)楽天オークションのなかでも手作りお菓子がブームだったと思うんだよね。今はもう廃ってしまってる。この前行ったらすごく少なくなっててビックリした!なんか街のケーキ屋さんとかが出品の殆どを占めていてそれはなんだか違うだろ〜というカンジなんだ。 まぁかなり色々買って遊んでいたのですが、どうして夢中になっていたかというと、既製のお菓子の限界を感じていたからです・・・く、食いしん坊として(苦笑)!売っているお菓子って言うのは、生産性に基づいて作られてるので、やっぱり限界があるんだよー。美味しさの限界。これはスーパーに並んでる調理済みの惣菜にもいえること。食品業界に長くいたので、それは痛いほどよくわかるんですよ。「コスト」と「本物の素材」と「シェフ(パティシエ)の腕前」の3つの線が混じるラインが管理されているのが既製の食品なので、それから全く逸脱してる「手作り」っていうのに夢中になったんだ。 食べ物っていうのは、ある程度を素材でコントロールすることが出来る。 「最上級≠本物」 これは原則。高いものがいいものである可能性は高いけど、すべてがそうであるわけでもない。でも本物の素材って言うのは、なんのひねりもなく、極上の味を引き出す魔法を持ってる。 だから「本物」を知ってる料理人が作るものはスゴイ。 私の食べるものに関する知識は、仕事の上で得た以外は、近所のケーキ屋のパティシェに教えられたものかもしれない。もうすっごい偏屈な変わり者でおしゃべりが大好きなおじさんなのですが、遊びに行くといつも1時間くらい引き留められて、延々ウンチクを聞かされたり、「このイチゴを食べて産地を当てなさい」とか言われたりする(笑)。果物のことを聞かれるのはとても回答が楽。なぜならその時期の一番いい産地を答えれば正解だから。もう全然コスト的にあってない産地の果物を平気で使って「儲からないよ〜」と嬉しそうにしてる善良な職人だ。生クリームとバタークリームの違いについてや、チョコレートの扱い方も全部そこで教わった。とても勉強になるのですが、私はケーキ職人を目指していないので、とても残念。そこのケーキをずっと食べていれば幸せなのですが、冒険をしたくてオークション菓子にハマっていたのです。 なかに本当にものすごいケーキを作る人がいて、その人の作品はものすごく人気があって、いつも悪戦苦闘して入札してたのを憶えてます。シフォンケーキを主に出店してた人なんだけど、「シフォンケーキってこんなだったっけ?」という味だったの。シュワッて口で生地が溶けるみたいなの。1ホール2500円スタートで、最後はものすごい争奪戦で4000円とかになってしまうんだけど、それでも買ってました(笑)。メープルシフォンと伊予柑のパウンドケーキが絶妙だったかなぁ。あれは本当にもう一度食べたいなぁと思います。いつの間にか出品しなくなってしまって私もその世界から離れてしまったのですが。 最近その頃のことをよく思い出すのですが、それには理由があるのね。 最近TOUHATO(東ハト)が出した「抹茶サブレ(ショコラクッキーじゃないよ!)」というお菓子があるのですが、その味と風味と歯触りが、当時オークションで大人気だった抹茶クッキーとそっくりなんだよ〜。オークションで出てたヤツの方が、より抹茶が濃くて味に厚みがあったんだけどすごく似てる。オーダーメイドをレディメードにしたらこんなだろうな、と思う味。 そのもとの抹茶クッキーも今は出品されてないので、いい代用品だなぁと思いつつ、そんな喰い道楽すぎる遊びをしてた日々を懐かしく思いましたとさ。 今はしてない! 中国茶もそうだけど、オタク業界に戻ってからはそんな優雅なシュミはエンジョイできやしないさ!
まぁそれはそれで楽しいのでいいけどもね。
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