 can't be alive without you. why don't I miss you
| 2002年06月28日(金) |
おすすめマンガ。らぶ。 |
今更すぎて気恥ずかしいのですが、はかはら桃太の『すみれSEPTEMBERラブ』(記号出ねぇ!)という漫画が好きです。今日本屋に行ったら4巻が出てきたので買ってきたのですが、ここ何年かで読んだサッカー漫画の中でこれが一番好きなんだ・・・あたい。桜桃書房から出てるいわゆるボーイズ漫画なのですが、これ多分そういう要素抜きで少年誌とかでやっても面白かった気がしてならない漫画なんだよー。週刊で読みたいカンジの(描き手のことは考えてない意見ですが)。 動向が気になっていてコミックが待てずにチラチラ立ち読みをしてたんだけど、まとめて読んだからどうしてもどこかに感想を書きたくなったよ(笑)! なーんていうのかなー。マミちゃんともこの漫画のことは二人で語ったことがあるのですが、「何年かサッカーを見続けていくうちにみんなが辿り着くどうにもならないような真実」が描いてる怖い漫画です。4巻は特にそんなだった。2巻読んだ後にも同じことを思ったんだけど。本当に怖い。どんなに好きな選手がいても、どんなに好きなチームがあっても、それは永遠ではないという真実が。誰か一人が好きなだけでサッカーを好きだというのならどんなにかいいだろうと思う。でもきっとそんな人はあまりいない。女の子だけでなく、男の人の方がそういうところがあるんじゃないかな、と今はむしろそう思う。だから流れていく時間のせいで、いっぱいいっぱい切ない思いをしながらもみんなサッカーを続けていく。見続けていく。 あまりに怖い真実、というのは、それは言葉にしたらヒトコトで終わってしまうんだけど「サッカーは続いていく」ということ。たとえどんなことがあっても。まるで人生みたいに。 サッカーを人生に喩える人は古今東西沢山いるわけですが、サッカーにおける「果てしなく絶望感に果てしなく近い希望」がリアリティを持って伝わってくる漫画や読みものっていうのに巡り会うことはあまりないので、そういう意味でお薦めの漫画です。まぁおひまならぜひ。 そしてオタク的な話をすると、私はこの漫画に出てくる芝崎くんと菫ちゃんのコンビが大好きなのですが、きっと芝崎は報われないんだろうなぁ。そういう子ばっかりが本当に好きだなぁ(苦笑)。ビバ襟立!ガンバレ襟立!4巻は芝崎にとっては幸せの頂点!というカンジでしたよ・・・わー・・・よかったね!でも他のキャラ全員にとっては不幸の頂点だけどな!
勝ち目のなさそうな恋ばかりいつでも応援しがちな河東でした・・・。
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>>カワイイ世界を知ってしまいました。
「いっぱいいっぱい」になってる子が好きです。 ああ。マンガとかの話ね。 両手に荷物一杯持たされて(あるいは抱え込んじゃって)右往左往することすら出来ずに目を見開いて道の真ん中に突っ立ってる様な子が。
かーわいいな。と思うのですがね。 私は。
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