良い子 ワルい子 かわいい子
〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2007年01月27日(土).......久しぶりにハイキング
noripの提案で家族5人で秩父へハイキングに行くことになった。
小さい子達にはイチゴ狩り、大きい子供には温泉にも入れるぞ、私は久しぶりにおいしいきじ飯が食べられる、そしてnoripは山歩きで健康保持、ということで、イチゴ狩り&山歩き&美味しい御飯&温泉、というあまりにも欲張りなコンセプトの小さな旅。
ぷみぷみが履いていた登山靴がノイノイにちょうど良くなり、ユイマが6年生の時に履いていた登山靴が私に(!)ちょうど良くなったので、家族全員登山靴だ。

まずは、西武秩父線の芦ヶ久保にて下車、駅から歩いて最初に遭遇した果樹園でイチゴ狩り。朝9時からイチゴ狩りする人はいないらしく、こんなに広いハウスは我が家の貸し切りだ。




農家のおばさんが、ハウス内の木箱の中にはミツバチがいて、あったかくなると出てくるから気をつけて、という一言で腰が引けたのがノイノイだ。
まだイチゴを2つ3つしか食べていないのに、ぢりぢりと出口そばに寄っていって、ノイノイはもう終わりでいい、なんて言って外に出ようとする。いぶかしく思って聞いてみたら、「だって、蜂が怖いの!」と泣きそうだ。
結局、ハウスのそばの事務所に入ったきり出てこなかった。
一方食い意地の張った他の家族は、外に出たノイノイのことなどお構いなしにイチゴを取っては食べ続ける。なんていう親だ(笑)

次に遭遇したのは、こんなプレイパークだ。さすが芦ヶ久保。子供たちを飽きさせない仕掛けが沢山用意されている。
びっくりするほどながーいローラー滑り台やターザンロープで遊ぶ。







農園のおばさんが、こういう遊び場で子供を遊ばせながら、だましだまし(山に)登らせるんだ、と教えてくれた通り、その後のハイキングコースでは、子供たちは大はしゃぎだった。登った山は日向山(ひなたやま)といって、ユイマやnoripに言わせると山とは言えない山らしいが、初心者や小さい子供連れにはちょうど良い高さだ。名前の通り、登り斜面は日当たりが良く真冬とは思えぬほどの暖かさ。
頂上でお弁当を広げ、記念写真も撮った。




日向山から横瀬の方に降りていって、秩父七番札所の法長寺で休憩したあとは、きじ亭へ。




ここは私たち夫婦が学生時代から通い(といっても、何年に一度のペースだけど)、ユイマの保育園時代に友達親子数組と一緒に訪ねたこともある思い出のお店だ。今回は7年ぶりの訪問。お店の壁には私が7年前に送ったユイマとユイマのお友達の写真付き礼状が、額に入れて飾ってあってびっくり。5歳の自分と再会したユイマ君は、ちょっと照れていたな。雉亭のご主人は、面影が残ってるね、でもずいぶん大きくなっちゃって、と感慨しきりだ。
美味しい食事をいただいたあとは、ご主人が育てている子犬を見せてもらったり、秩父源流水が取れる水場よりさらに上流にある滝から取ってきたという大きなつららをもらったりして(この水は激ウマなのだ)、またしてもとても良くしていただいた。

最後はきじ亭のすぐそばにある「丸山鉱泉」で露天風呂につかって疲れを取り、帰路についたのだった。

盛りだくさんな割には、ゆったりとしていて、良い旅だった。
これからは、登山靴もあることだし、私も山歩きをして、体を鍛えようかな。



■…2007年01月20日(土).......じゃんけん勝負
オーストラリア土産らしいチョコレートの、コアラの絵がいっぱい描いてあるかわいい箱を巡って、ぷみぷみとノイノイがけんかをした。




ノ:空になったらこの箱ノイノイちゃんに頂戴。

ぷ:えー私がもらうの!だってこの間バウムクーヘンの箱ノイノイちゃんもらったじゃないの!

ノ:あの箱あげるから、コアラはノイノイちゃんにちょうだい!

ぷ:ダメ!絶対だめ!なんでそういうこと言うの!?ノイノイちゃんずるい!!

言い合いは終わらない。

そこで、仲裁に入った私の提案は、「じゃんけんで決めよう。どちらが負けても恨みっこなしだよ。恨みっこなしってわかる?負けても怒ったり泣いたり相手を恨んだりしないってことだよ。ね?恨みっこなし、絶対だよ。ノイノイちゃんできる?」

箱は欲しい。でもじゃんけんで負けるかもしれない。
ノイノイはプレッシャーに押しつぶされそうになったのか、ぐっと唇をかみしめ、宙をにらむ。少し涙も出てしまう。
でも。
ちり紙で涙をふいてから、勝負に挑む。

『出さなっきゃ負ーけーよ!(ぱんぱん!)最初はグー!じゃんけんぽん!!』
              ↑手拍子↑
結果は、ノイノイチョキ、ぷみぷみグー。ぷみぷみの勝ち。

一瞬の沈黙の後、ノイノイは、黙ってカーテンの陰に消えた。
しばらくすると、カーテンの向こうからうっうっうっとすすり泣く声が・・・。
負けた悲しさ悔しさにじっと一人で耐えているのだった。
偉いぞ、ノイノイ。

しばらくして。

ぷみぷみが、もう一つかわいい箱を持って現れた。以前私が会社の人からもらったハワイみやげのクッキーが入っていた箱だ。




ぷみぷみはノイノイを呼ぶと、ノイノイちゃん、この箱(ハワイ)とこっち(オーストラリア)とどっちが好き?と尋ねる。当然、ノイノイはオーストラリアのコアラ箱を指さす。するとぷみぷみは、じゃ、こっちの箱、アタシにくれる?と、ハワイ土産の箱を指さす。この箱もノイノイが自分のものにしていたのだ。
ノイノイがウンとうなずくと、交渉成立。コアラの箱を手に入れたノイノイはやっとニッコリした。
ぷみぷみ、優しい。偉いぞ。

ノイノイ、負けに耐えて良かったね。



■…2007年01月13日(土).......作品の評価
ウェブショップを経営する私の友人から、オリジナルの絵はがきを扱うことにしたので、もし良かったらジュンコの絵で何かいいのがあったら、絵はがきにしてみたらどうだろうかというありがたい申し出をいただいた。未来のある人達の最初の一歩になれたら幸せだとまで言ってくれるので、舞い上がったワタクシ。

おりしも。母の葬儀に当たって、母が望んでいた母の「イメージ肖像画」として、小さなイラストを描き、こんなしおりにして、身内だけのお別れ会の時にみなに配っていたのだ。




この絵を見た親類達も、とても良い絵だ、カードか何かにしたら売れるんじゃないか、と(多分お世辞なんだろうけど)言ってくれてもいたのだ。
そこで早速ジュンコに、あの絵をカードにして売ってもらったらどうだろうかとメールを打った。

一日おいてジュンコから返事。

> あの絵はそんなにポストカード向きではないと思います…
> あれがいい絵に思えるのはごくごく私的な理由からでしょうし
> かといってそれ以外にとくに使える絵もないし
> ジュンコの絵はないです でお願いします。
> 申し出はとってもうれしいです。お礼を言っておいてください。
>
> ジュンコ


・・・やられた。

私ってば、やっぱりオオバカモノの親バカだった。ジュンコの方がずっと冷静だ。

彼女は授業をサボってばかりのダメダメ学生だけれど、作品に対する矜恃だけは人並み以上に持っているのだな。どうか、そのプライドに見合うだけの実績をこれから上げてくれ。それが、母の、せめてもの願いだ。




■…2007年01月09日(火).......はじめてのお使いby自転車
小学校は、一つの学期が終わると、次の学期に向けて、学用品をチェックし、足りないものを補充するように、親に向けてプリントでお達し呼びかけがある。たとえば、お道具箱の中のステープラーやセロテープやのりなど。今回は、体育用の帽子のゴムがゆるんでいたら付け替えましょう、と懇切丁寧なご指導つきだ。年々、親の介入を求める度合いが高くなっているような気がするが、気のせいなのか。それとも、気のせいじゃなく本当に親の負担が増えているのか。。。。

それはさておき。

冬休み中に文具類の買い物は済ませていなければいけなかったのだが、いろいろあって、結局できなかった。
始業式前日になって確認したところによると、ぷみぷみが買い足さなくちゃいけないものは、液体のりと算数ノートと国語のノート。そして、本人の強い希望により24色の色鉛筆も。しかし、これはみな、今日の始業式では使わないものばかりなので、始業式が終わって家に帰ってきてから買いに行けば良い。

私が会社から家に帰ると、ぷみぷみが、まず寄ってきて、嬉しそうに、今日一人で買い物行ったんだよ!ちゃんと買い物できたよ!と報告してくれた。しかも、お父さんに言われて、初めて一人で自転車に乗って行ったのだそうだ。

行き先は小学校前の文具店ではなく、ユイマの通う中学校の前にある文房具店。こちらなら、行きも帰りもすべて自転車通行可の歩道を通っていけるからなのだ。本人は自転車で行ったということより、一人で買い物ができたことに痛く感動していたようだが、私は一人で自転車に乗って行ったことに驚いた。
なにしろ、我が家では、小学校3年生くらいまで、一人で自転車で外出するのを禁止していたのだから。自転車に乗るときは必ず親と一緒。しかもつきっきりで交通ルールを教え、乗り方を教え、乗るマナーも教えてきたのだ。

ユイマが自転車で一人で出かけるようになったのは多分4年生になって塾に行き始めてから。
そろそろぷみぷみも自転車独り立ちの時期に入ったのだろう。まだまだ危なくて心配で心配で仕方がないけれど、今まで教えてきたことを忘れずに、十分注意して乗って欲しい。交通事故などにどうかあいませんように。



■…2007年01月05日(金).......久しぶりに二人
毎年成人の日前後に、noripの母が住み、父の墓がある伊豆へ泊まりがけで出かけることにしていた。しかし、暮れに母を亡くした私は、今ひとつ元気が出ない。義母に母の死を伝えるのも気が重い。
ということで、noripには本当に申し訳ないことなのだが、今回は伊豆行きは休ませてもらうことにした。

夫と子供3人を伊豆に送り出して、昨夜からジュンコと二人。ちょっと前まではいつも二人だけだったのにね。えらく久しぶりな感じだから不思議なものだ。
この十数年、次々と子供が増え(笑)、こういう静かな生活を忘れていたのだなぁ。

昨夜は、久しぶりに二人で夜の町へ夕食を食べに出てみた。
ちょうどジュンコが小学生になるかならないかの頃、仕事ばかりやっていた私は、幸い収入も悪くなかったので、週に一度や二度は外に食べに出たものだ。そのときどき、食べたいものがある店を目指して自転車を走らせる。スシが食べたいねぇ、とか、イタリアンがいいな、とか。が、そんなときに限って、食べたいものがある店が臨時休業だったり、満席だったり、定休日だったりして入れない。
ただただ時間は過ぎていくばかり。そんなとき、ジュンコと二人「うわーん。夕食難民になっちゃったよー!」と嘆いたものだった。で、結局自宅に一番近いうどんやさんでたぬきうどんをすすって夕食にしたりしていたのだ。それも今となってはなつかしい。

がしかし。昨夜はまだ1月4日。目指す店はどこも「5日から営業いたします」という張り紙が。しかも、ここはまだ新規参入店だから開いてるだろうよ、と思って行ったところはナマイキにも(笑)8日から営業だと!

お腹が空いてくると、だんだんと、かなり、気が立ってくるというもんだ。

ジ「久しぶりに夕食難民になっちゃったねぇ。」
ぱ「一体だれのせいだよ。」
ジ「Wちゃん(ジュンコの友達)と歩くと、カフェの神様がついて、良いカフェに遭遇するんだよね。アタシかな、カフェの神様がついているのは。」
ぱ「え、アンタと一緒に歩いていて、アタシは良いカフェに遭遇したことはないね!ふん!きっとWちゃんに神様がついてるんだよっ!」
ジ「えーーー?やっぱそうかなーーえーん!」
ぱ「アンタには夕食難民の貧乏神がついてんのっ!」
ジ「いやちがうよ、お母さんじゃないの?それは〜〜っ!絶対お母さんだよっ!」
ぱ「ぶんぶんっ!!うるさいっつーのっ!」

結局、目当ての店に次々と振られ、振り出しに戻って最後の頼みの綱、近所にある、イタリア総菜の店のイートインコーナーで夕食にありつくことができた。
おいしかったから良かったけど、家からこの店までは1キロ弱だっていうのに、ここに来るまで一体何キロ歩いたんだろう。
お酒も一緒に飲もう!ということで、歩きにしたのが裏目に出たぜ・・・
寒かったよ〜〜〜!




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