良い子 ワルい子 かわいい子
〜〜ぱるたの子育て日記〜〜



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■…2005年05月31日(火).......ユイマは有名人??
ユイマ君は今日から3泊4日で、岩井へ移動教室である。昨日用意万端整えて、今朝7時50分にリュックを背中とお腹に一つずつ背負って(腹は背負ってとはいわないけど!)出かけていった。

しかし案の定、忘れ物が一つ。酔い止めなどのお薬。あわてて学校に届けに行くが、もう出発式が始まっていて中にはいることができない。外にちょこっと出てきた先生にお願いしてすぐに家に戻った。

家に帰って、あの先生、ユイマのこと知ってるかなぁ、同じ6年だから知ってるよねぇと独り言のように言うと、ぷみぷみが、自信たっぷりに「大丈夫だよ。ユイマ君有名だから!」と言うではないか。え、有名なの??と聞き直すと、うん!と言う。

何でも、ユイマは男の子の友達がすごくたくさんいるんだそうだ。他のクラスの子ともよく遊ぶし、下の学年の子もユイマのことを良く知っているというのだ。(なぜだ??)

でも、あの、だからって、別のクラスの先生がユイマのことを知っているってことにはならないんですけど、ぷみぷみちゃん(汗)

でも、そうか、ユイマ君は有名人なのかぁ。ふ〜〜ん。




■…2005年05月30日(月).......余裕があるのか
今日は朝から結構な雨で、保育園に子供を連れて行く親たちは大変だ。しかも月曜日。布団カバーだの何だのと、荷物が多い。
私たちも、朝大騒ぎで保育園に到着。すると、先生方も大変で、バイクで通勤している担任の先生は玄関で合羽を脱ぐのに一苦労。こういうときに限って時間がないのに、合羽がうまく脱げなかったりするのよね。

先生の奮闘ぶりに、びっくりしたように立ちつくして見いるノイノイ。ほらほら、雨の日は先生も大変だね〜〜とノイノイの合羽を脱がせようとするために言ったのだが、そばでやはり衣服にかかった雨水を拭いたりしてわさわさしていた他の先生が、「お母さん達の方がよっぽど大変なのに、あたし達がそういわれちゃうとなんだか恐縮しちゃいます〜〜〜」とおっしゃる。
あら、そんな気はなかったんですが(笑)

どうやら、小さい子供を連れているお母さんの私の方がわさわさしていなくて落ち着いていたらしい。

昨日も同じクラスのお母さんから言われたんだよね、とっても余裕があるように見えるって。いつも落ち着いていて、子供に優しく接していて。朝、子供のだらだらを待っていてあげられて。4人も子供がいて、だんなさんいないんでしょ??ホントに信じられないっ!!と。

だ〜か〜ら〜、すべてをすごくすごく手抜きにしているから&手抜きでも全然平気になってしまったから、そう見えるだけよ、と答えたが、手抜きは私もしてる〜〜なのに、ダメなの〜〜〜と逆に訴えられてしまった。

でもね、よくよく聞いてみると、あなた、それ全然手抜きしてないわよ、なレベル。だって、2週間に1回はおうちに全部掃除機かけたい、とか、洗濯物は溜めたくない、とか、買い物だって1週間に2回くらい行きたい、とか言うのですもの。

我が家は、確かに、子供4人。私9時から5時45分まで仕事。つまり平日の朝8時半ごろから夜の6時半過ぎまでは外に出てる。夫はふだん北海道。で、掃除は前回いつやったかなんて忘れているし、買い物は生協様々で、洗濯物はキレイなのも汚いのもいつも山になってます。
余裕があるというよりは、ただただできないことはしないようにしているだけで、つまり怠惰っていうのと殆どイコールで、しかもそれが平気になってしまっているだけなのです。

それと、子供のだらだらを待ってあげられると言いますが、だらだらはたぶん数分のことなのですわ。
その数分、我慢してじっと待っていると、子供も私が忙しいことくらい知っているので、えいやっと機嫌を直してくれたりするのですわ。
それでも機嫌が直らないときは、ただほっぽっているだけなのですわ。

そういうのが余裕っていうんでしょうか〜〜っ!?本当は、キレイに掃除だってしたいし、片づけもしたい。ゆっくりお買い物もしたいよ。私だって。でもできないんだもの、仕方ないでしょ〜〜〜っ!!!

と私が訴えてみたい(笑)

でもホントできないことはできないんだよね、それでイライラしたって仕方がないんだよね。




■…2005年05月28日(土).......外で見るジュンコ
先日、某巨大ソーシャルネットワーキングサイトで声のかかったオフ会にジュンコをつれて参加した。もっとも、ジュンコもそのサイトのメンバーなのであったが。

参加者8名のうち、4名が子連れ。子供はジュンコも入れて6人。子供席は奥まった座敷に用意されていたので、自動的に(?)ジュンコもそこに送り込まれることとなった。わはは。期せずして子守役ゲット!という雰囲気。おかげで大人たちはゆっくりテーブル席で楽しめた。

後でジュンコに聞いてみると・・・

子供たちは、アタマを短く刈った変な姉ちゃんの出現に、一様に警戒している。お料理を取り分けてあげても、受け取らない子供もいたりする。(ジュンコ曰く「あの子はしつけがいいね。受け取らないのは正しい判断だ。」)それでも構わず、取り分けていく。ジュンコは、自分も大人じゃないので子供と同じ気持ちで警戒してかかっていた、と。大人だったら、警戒心を解くように親しげに話しかけたりして近づくのだろうけれど、ジュンコはそうせず、自分も子供と同じ気持ちで、時間がたって慣れてくるのを待ったのだそうだ。でも、ありがとうと最初からお礼を言う女の子もいるのだから、いろんな子がいるわけで。(ジュンコ曰く、あの子は素直で善良な子だ〜優しい人に囲まれて育ったんだね)また、一人の男の子は口は聞かないけど、食べ物はちゃんと受け取ってたくさん食べる子だった。でも弟ユイマに通じる子供らしさのあるその子とは、ゲーム機を媒介に仲良しに。タイ料理は食べないよ、と最初から全く料理に手をつけない子供もいたが。その子とは、2時間もするとiPodのイヤホンを1本ずつ分け合って音楽を聴いていたりする。なかなか良い雰囲気。さすがジュンコ。

一次会が終わって、子供連れの人たちが帰った後、大人3人とジュンコの4人が残って飲み直した。残った人の一人は娘さんが高校受験で、ジュンコと同じ芸術の道が希望。それで少し話を聞くことになった。お母さんの立場から、ムスメはこんな風なんだと縷々説明がある。一通り話を聞き終わって、ジュンコのアドバイス第一弾。
今ならまだ引き返せるから、早めに引き返した方がいい。
これには笑った。確かにそうだよねぇ。
G高に入って人の道はずれた〜〜ってのがはっきりしたもんねぇ(笑)

そして、また一通り話を聞いたあと。第二弾が、
娘さんは何がしたいのですか?何がしたいかによりますね。
これは全くおっしゃるとおり。よく考えると、話はみんなお母さんから見た娘さん像であって、娘さん自身がどう思っているかは全くわからない。娘さんは本当は何がしたいのかと聞かれて、確かにお母さん、はっきりとは答えられなかったもんなぁ。当然だわな。鋭いぞ、ジュンコ。

そしてまた縷々話を聞いた後の最後のアドバイスは
結局は、やりたいことやった方がいいッスよ。とことんやった方がいいッスよ。
でした。これは自分に言い聞かせてるせりふでもあるような。

それにしても、ジュンコは、子供にも大人にも、おもねることなく、まっすぐに対するところがなかなかすばらしいと私は思った。
人の話もよく聞くし、自分の思うことをきちんと言う。
外に出てみて分かる我が子の偉さ。

家に帰ってnoripにその話しをしたら、「そうなんだよ。アイツはなかなか立派な子供なんだよ。だけど、自分のことをちゃんとできないんだよなぁ。アカンタレだから。」

確かに〜〜

ま、だから芸術の道なんてのを歩んでるんだろうけどね。





■…2005年05月24日(火).......今日の留守電
夕方、私の携帯電話に留守番電話が入った印、電話のマークが現れていた。早速再生してみると、1番目のメッセージ。ほとんど聞き取れるか聞き取れないかの小さな声&泣き声で、

おかあちゃん・・・・・おかあちゃん・・・・困ってるんだよ・・・・あのね、ぷみぷみちゃんね・・・・きのうね、学校から帰ったらね・・・ユイマ君がね・・・・・・・ゲームしてたからね・・・・ピアノがね、練習できなくてね・・・・・今日ね、ひくひく・・・・・・ピアノ弾こうとしたらね、ひくひく・・・・・左手がね・・・ひくひく・・・全然わからなくなっちゃったの・・・ひくひくひく・・うううう・・・
ガチャ!

言葉と言葉の間に、長い長い沈黙があったり、ひくひくしゃくり上げたりして、全部再生するのに2分もかかったよ。しかも唐突に電話切れてるし。

2番目のメッセージ

・・・・・・おかあちゃん・・・・・・・・・・

一体なにが言いたいんだ??

折り返し電話したら、同じ話を繰り返し聞かされた。途中からまた泣き始めた。

「家に帰ったら、音符をよく見てもう一度一緒に考えてみようね。そしたらわかるからね。それに新しい曲になると、必ず最初は何度かわからなくなるでしょ。また先生に教われば分かるようになるんだから。」

いつも言っていることをまた言って聞かせると、納得したらしく、泣くのは収まったようであった。

日曜日のパニック事件の後だけに、もうピアノでもめたくない。
ピアノの先生にいわせると、完璧主義のぷみぷみちゃん。定期的にこうやってダダをこねて私の手を煩わせて。

一般的に言うと、こういうことをする子供の気持ちって、構って欲しいときって言われるけれど、ぷみぷみもそうなのかな。

めんどくせ〜〜



■…2005年05月22日(日).......なぜピアノ教室に通わせているか
毎週日曜日はぷみぷみはピアノのお稽古日である。近所のT先生のお宅に伺って30分のお稽古をする。しかし、ぷみぷみは定期的にピアノをやめたくなる。特に新しい曲のお稽古が始まると、うまく弾けなくて行きたくなくなる。練習をしなかったと自覚があるときもやめたくなる。折しも先週から新しい曲の稽古に入ったところ。今日は十分キケンな日ではあったのだが。朝はそんなそぶりも見せず、自分から練習もして割合とご機嫌が良かった。
しかし、時間が来て玄関で靴を履こうとしたとたんに行きたくなくなり、「行きたくないの。やめたいの。」とゴネ始めた。
約束の時間の5分前に言われても困る。お約束なんだし、今の今まで行くつもりでいたんだから、行きなさい!とちょっと強い口調で言ったら、もうダメ。行きたくないの、と泣き始め、本当はピアノはやめたいの。キライなの。行きたくないの。と、「怖い母親に怒られるかわいそうなかわいそうなムスメ」モードへスイッチオン!

こうなるともう理屈は通じない。いわゆる一つのパニック状態の無限ループにはまっていく。

約束の時間がすぎてしまい、これ以上先生にご迷惑をかけるわけにはいかない。仕方なく電話を取ろうとすると、パニック泣きしながらも、「やったね!」と目元に勝利の表情が一瞬走るぷみぷみ。それを見逃さなかった私は、ぶち切れました。
行きたくないわけでもないくせに私を困らせて、電話させて、ピアノをさぼって!!許せん!!!!!

勝ったと思ったのもつかの間、形勢逆転したぷみぷみは、更にパニック攻撃をパワーアップするしかない。

しかし、やはり先生に迷惑はかけられないので、結局私は先生宅に電話したのだが、そういうぷみぷみの性向を知り尽くしているT先生、「ぷみぷみちゃんに代わって」とおっしゃる。が、パニックぷみぷみは話も満足にできない。すでに過呼吸状態。らちがあかないと思った先生は電話を切ると、自転車に乗って、あっという間に我が家にやってきた。

ああ、なんて親切な先生なんでしょう!でもこの散らかった家にがしがし上がってくる先生ってやっぱりただ者じゃないわ。

さて、先生はパニック泣きの収まらないぷみぷみを膝の上に抱いて、「ピアノがうまく弾けなくてもいいの、ぷみぷみちゃん完璧主義すぎるの。そういうのは疲れるし、辛いでしょ。もっと楽に考えていいのよ」とぷみぷみの背中をさすってしばらく座っている。そして、私の方をみて小声で「真ん中は特に難しいから」とささやく。

10分もたっただろうか、やっと落ち着いたぷみぷみを、せっかくだからおうちの電子ピアノをちょっと弾いてみる?と誘い、おうちでお稽古が始まった!
本当にぷみぷみの扱いが上手!!
その後、ぷみぷみが、うちの電子ピアノに入っている自動演奏を先生に聞かせてあげたり、この曲が好きとかあの曲が好きなんて先生とたくさんお話もして。先生が、自動演奏に入っている曲の一曲を一緒に演奏して弾き方(お箸弾きというのだそうだ)を教えてくれたりしてすっかり楽しいひとときとなった。ジャズっぽい編曲を施したクリスマスソング、ぷみぷみのお気に入り、が弾けるようになるといいなーとこのあいだ言っていたという話や、レストランでピアノの生演奏をしているのを熱心に見ていた話など、私も会話に加わった。やっぱりぷみぷみは音楽が好きなのだ。

理屈の通じないぷみぷみは私の手には負えないが、こういうぷみぷみをよく理解して指導してくださる先生が身近にいらっしゃることが、ぷみぷみにとっても、そして私にとっても、何よりもありがたいことなのである。
一時の気の迷いでピアノをやめたいだの行きたくないだのと言ったとしても、少なくとも小学校の6年間くらいは先生のところに通い続けて欲しいと思っているのは、なにもピアノのためばかりではないのである。




■…2005年05月20日(金).......お弁当と滑り台な一日
今日は保育園の遠足であった。ノイノイが通っている保育園ではこの時期毎年遠足があるのだが、参加は年少クラス以上。だからことしちゅーりっぷ組(年少組)に上がったノイノイにとって初めての遠足だ。

前の晩から弁当箱を選定し(子供用の弁当箱だけでなぜか4つも5つもある我が家)、水筒もチェックして念入りに準備していたノイノイ。今朝、希望通り、3つおにぎりを入れて、ノイノイの好きなミニ串トンカツや卵焼き、ブロッコリなど詰めてやった。できあがったのを見たときの、うれしそうな、そしてまた誇らしげな顔!ここのところ毎日お母さんとジュンコが弁当を持って行くのを見、先日はぷみぷみが遠足でやはり特別仕立て(?)の弁当を見て、一昨日は小学校の開校記念日だったので自分以外の人たち全員がお弁当、という状況で、とにかく、自分のお弁当を持って行けるのがうれしくて仕方がない。
ノイノイのお弁当だよ!!と、ユイマ兄やぷみぷみ姉にふれて回っている。かわいいのぉ。

さて、近所の桜の辻公園に朝8時半に集合してバスで約1時間。10時頃に昭和記念公園に到着した。公園に入るとノイノイは早くもお弁当はいつ食べるの?どこで食べるの?と弁当のことばかり気にしている。まずオリエンテーリング遊びをしてから、お昼だよ、というとちょっと不満そう。でも、オリエンテーリングはクイズあり、大縄飛びあり、牛乳パックでブーメラン作りあり、おやこが一緒に楽しめる内容で、さすがノウハウのある保育園!4つの関門を全部突破したら、最後はおやつがもらえる仕掛け。これも上手な演出である。しばし弁当のことを忘れて遊びに没頭することができた。

小一時間オリエンテーリング遊びを楽しんだ後、やっと待ちに待ったお弁当である。敷物を敷くと、ノイノイは私がなにも言わないのに、さっさと靴を脱いで座り、さっさと自分のリュックから弁当を出すと、さっさと開ける。ほら、これがノイノイのお弁当だよ!と周りの人に見せびらかした後、黙々と食べる食べる。となりで食べていたコトノちゃんは小食な子だったので付き添いのおじいちゃんが、ノイノイを見て「よく食べますね〜」と目を丸くしている。
ただの大食い、というのではなく、食べることが好き、というか、食べるのに勢いがある、というか、食べる意欲がある、というか、すごくしっかり食べているというか、主体的に食べ物に取り組んでいる(?)、というか、とにかく何とも言いようが無いオーラが漂っているのだ。

今までの経験だと、ぷみぷみにしろユイマにしろ、遠足というだけで浮き足だってしまって、お弁当を食べるどころじゃない、という子供ばかり見てきたので、逆に、何よりも優先して(?)黙々と熱心にお弁当を食べるノイノイの姿に感動すら覚えてしまう。

すっかり食べ終わると、今度は先ほどいただいたおやつの袋に手を伸ばす。まだ食べるんだ〜と隣で食べていたリュウスケ君のお母さんもびっくりする。おやつも好きなものをいくつか食べると、さすがにおなかも満足する。

午後は1時間半ほど親子で自由に遊ぶ時間となっていた。ちゅーりっぷ組は、わんぱく広場(?)に出かけていく。そこには、たくさんの遊具があって、ものすごくたくさんの子供も(親も)いて、砂埃が立ちこめる中、大興奮大歓声で遊んでいる。
ノイノイも遊び始めた。3歳くらいの子供って、お友達と一緒に遊ぶというよりは、自分一人で自分の好きなことに集中して遊ぶ。ノイノイは赤ちゃんのときから好きだった滑り台に注目。階段や迷路のようになった道と所々に出口のように出ている様々な形の滑り台がある巨大遊具。一つ一つ滑っては確かめる。




螺旋状の滑り台では、ちょっと怖くて滑るのを躊躇していたら、ほかの幼稚園の子と思しき男の子から乱暴に押されてしまい、図らずも滑り始めてしまった!螺旋状なものだから、途中で一回転したようで、着地のときは後ろ向きになったノイノイ、もちろん大泣きして私のところに逃げてきた。


この直後に押された。証拠写真だ!


保育園ではちゃんと順番を守るし、小さい子供は特に大切に扱うことを自然とみんな学んでいるから、ノイノイはこんな仕打ちされたことがなかったんだろう。後ろ向きになってしまったことも怖かったけれど、あんなひどいことをされて、いやだったんだよね、こわかったね〜〜と慰める。家に帰る〜こんなところキライだ〜と大声で泣く声に気付いたのか、園内を巡回していた担任の先生もきてくれて一緒に慰めてくれて何とか立ち直った。ほっ。
それにしてもノイノイを押した悪ガキ、お前だ!ほら、小さい子にはやさしくしろよ、あぶないじゃないか!と声をかけるも、気付かず走り去られてしまった。ちっ。親の顔が見たいぜ。

さて、滑り台の極めつけは、長さが10メートルはあろうかという、滑り台。くるくると回る棒で台ができているので、乗っただけで棒が回り出し、下まで滑っていくのだ。長いし、滑りがいいのでちょっと怖い。3歳の子にはちょっと早いか?
でももちろんノイノイは挑戦した。
人気の滑り台らしく、長蛇の列だったけれど、おとなしく並んで順番を待つ。やっと順番が回ってきて頂上?に立つとさすがに怖い。だけど、下から私が励まして何とか滑り降りることができた。一度すべれば満足だろうと思いきや、もう一回!とまたまた列に並ぶノイノイ。二度目はもう少しスムーズにすべることができた。そして、もういいだろうと思ったら、まだ滑りたい、といって結局3回も滑ったのだった。さすが滑り台好き。

 


そろそろ時間になり、集合場所に戻ってお茶など飲んで一休みした後、またバスにのって帰ってきた。一日ものすごくよく遊んだので、家に帰るなりお気に入りのタオルを抱えて眠ってしまいました。やっぱり3歳児だね。ただでさえ休みが取りにくい(少ない)会社なのに、保護者が付き添いしなければいけない行事なので休みを取ったが、noripに言わせると、ノイノイと二人きりで過ごすなんてことはほとんど無いんだから、むしろ貴重な一日じゃないの、行ってらっしゃい、とのことだったが、まさにその通り。なんだかすごく満足した顔で寝ているノイノイを見て、こんな一日の過ごし方もあって良かったなと思ったものでした。

追記

書き忘れていました。夕食時の会話。
ノイノイに、何が一番面白かった?と聞くと、「ごろごろ回る長い滑り台が面白かった。」じゃ、一番つまらなかったのは?と聞くと、「大縄飛びがうまく飛べなかったから、大縄飛びがつまんなかった。大縄飛びなんかキライ!」
だそうです。見知らぬ男の子に押されて怖い思いをしたことは、どうやら帰宅後の爆睡ですっかり忘れたようでした(^^)V。



■…2005年05月12日(木).......3歳児が下す人物評価 ほか
夕食の時、保育園の話になった。なんだか、ノイノイは保育園に不満があるらしい。
話の流れで、つい私が「ノイノイちゃん、N先生(ノイノイの担任の一人)好きじゃないの?」と聞いてしまったら、ノイノイはっきりと「好きじゃない」と答える。
そうじゃないかとうすうす感じてはいたけれど、こんなにはっきり言われるとは!
ちょっと焦った。・・・だったら最初からそんなこと聞かなければ良かったんだけど(笑)

理由は「ノイノイちゃんと一緒に遊んでくれないから好きじゃない」のだそうだ。

「A先生(昨年の担任)は遊んでくれる。I先生もノイノイちゃんと遊んでくれるよ。」

「でも、N先生は、いつも見てるだけなの。」

「いつも見てるだけ」なんて、3歳児とは思えぬほど冷静に言うので、感心してしまった。3歳児も先生のこと(大人のこと)よく見てるんだなぁ〜そして自分なりの評価を下しているんだなぁ。

がしかし。N先生にしてみればいい迷惑だよね。もしかして、子供が主体的に遊ぶの良い、大人は見守るのが良い、という保育思想の持ち主なのかもしれないのに!
ま、子供は(少なくともノイノイは)そんなこと理解しないだろうけれど。

N先生、生意気かつわがまま勝手な子供ですみません。でも、ノイノイは自分と一緒に体を動かして遊んでくれるタイプの先生の方が好きなのだそうです。
どうか大目にみてやってくださいませ。

* * * * * * * * * * * * * *


本日は、午後一番で、ぷみぷみ担任の家庭訪問。1時半の約束に間に合わせるべく私が息を切らして自転車で到着したときは、もう玄関の前に先生いらしてました。
5分以上早くきていたらしい。
10分ほど玄関先で話をして終了。
基礎学力もついているようだということ、手を挙げて発言する機会も増えてきている、発言を聞くとちゃんと考えているなということがわかった、でももっと地を出してもいいのでは、ということなどの話があった。新しい先生になったこともあってか、意外と教室ではおとなしくしているらしい。

家庭訪問がすむと、今度は学校に出向いて、ユイマ移動教室説明会に出席。ユイマたち6年生は、今月末から岩井へ3泊4日の移動教室へ行くことになっている。体験学習で干物を作ったり、砂遊びをしたり、歴史博物館に行ったり、マザー牧場に行ったり、とにかく盛りだくさんの4日間になりそう。




■…2005年05月09日(月).......ユイマ、奈良へ行く
ユイマ父子がGW最後の土日に奈良に行ってきた。社会科で聖徳太子について学び、聖徳太子人物紹介新聞、なんていうのを書いているユイマ君。珍しく歴史の漫画を取り出してその時代を読んだりしているので、お父さんが聖徳太子ゆかりの地に連れて行く気になったらしい。

ちょうど10年前、ジュンコが「亀石が見たい」というので(手塚治虫の影響で)、夏休みに家族4人で奈良に行った。当時のユイマはまだ2歳になる前。お父さんの背中に負ぶわれて、飛鳥周辺をサイクリングしたのだ。すっかり忘れているだろうけれど、彼にとっては再訪なのだ。

さて、一緒に行ったお父さんに子育て日記の原稿を書いてもらおうと思ったけれど、断られたので、お父さんから聞いた話を。

2日間の旅を通じて、ユイマが一番喜んだのは、もちつき??
法隆寺も見て、聖徳太子が生まれた場所とされる橘寺にも行き、10年前に泊まった千輪荘にも泊まり、亀石も見て、だいたい予定を終了し、東京に帰る直前、おみやげを買うために町を散策。すると、テレビチャンピオンで、全国もちつきチャンピオンに輝いた和菓子屋さんを発見!テレビで披露していたのと同じ音速もちつき(?)を店先で実演していて、迫力満点だったそうだ。つきたてのお餅も食べてものすごく満足。それまで回った法隆寺のことも、飛鳥の亀石やら酒舟石やら数々の遺跡のことなど記憶の彼方に飛んでいってしまった。
(確かに家に帰ってからも、中谷堂のもちつきの様子を興奮して話してくれましたね、ユイマ君)

次に喜んだのは、奈良公園で鹿に会えたこと。
鹿せんべいをやるのに、最初は怖くてせんべいを投げたりしたらしいが、お父さんがえさのやり方を教えて、何とか手から食べさせることに成功。あんまりうれしくて、鹿の角カチューシャをおみやげに買ってきたほど。
(家に帰ってきてすぐ、「お母さん見ないで!!」と言ってカチューシャを装着、ほら〜〜!!と、かくれんぼよろしく登場したユイマ君%子鹿くんでした)

実際にその土地を訪れて見て聞いて空気を吸って、という体験が大事。もちつきと鹿が一番だったとしても、聖徳太子の勉強のために行った奈良のこと、きっとユイマの中で何かの役には立つことだろう。
そうそう。法隆寺では、ユイマは維摩さんとも対面したそうだ。「なんかヘンな人だった〜でも名前もらった人だからね〜」とか何とか言ってました。ちょっと照れてる?




■…2005年05月05日(木).......自転車記念日
またまたぷみぷみ話題。
ぷみぷみが自転車に乗れるようになってしまった。練習の方法だけnoripから聞いて、そのとおりに練習して、一人で乗れるようになってしまったのだ。

あの子は、だれも字を教えていないのに、親が知らないうちに覚えてしまっていた。そのうち、見よう見まねで字を書こうとするようになってしまったので、あわてて公文教室に通わせたのであった。(左手じゃなくて字は右手で書けるようになった方がいいな〜と思ったので)
3番目でノーマークだったというのもあるし、彼女のキャラクターでもあって、放っておかれても、何でもなんだか一人でできるようになってしまう子供。それがぷみぷみ。

で、自転車である。noripが教えたその練習法とは、名付けて「補助なし自転車練習法norip風」。練習場所は、舗装された河川敷。車は通らない。ゆるやかな坂道になっている。一人で自転車練習するには絶好の場所である。

本家の補助なし自転車練習法は、ペダルをはずして行うのだが、諸般の事情によりユイマのお下がりウルトラマン自転車ペダル付き。そして、本家では、足で地を蹴って前に進むが、そこもnorip風。とにかくサドルに跨って、手はハンドルを握り、足は下にたらしたまま、ゆるやかな坂を滑り降りる。そうして、右に傾きそうになったらハンドルを右に切り、左に倒れそうになったら左にハンドルを切ってバランスをとる、危ないときと止まるときにはブレーキをかけるのだ、とnoripは教えた。そして、一度だけ実演してみせ、そのあとは、ぷみぷみに任せていたらしい。

そして、今日。だいぶ上手に坂を下れるようになったよ、という本人の話を聞いて、ユイマも一緒に河川敷に出かけていった。1時間以上たって二人で帰ってきたと思ったら「ぷみぷみちゃん、自転車乗れるようになったよ!!」とユイマが報告してくれた。ただ坂を滑り降りるだけじゃなくて?ペダルをこいで乗れるようになったの??と訊くと、「うん!」とぷみぷみが答える。「でもね、坂道上れないんだよ。まだ。足の力が弱いから、うんしょ!うんしょ!ってこいでも全然進まないんだよ!」とユイマの方が興奮していろいろ教えてくれる。「ブレーキが下手で、足で止めようとするから倒れるんだ」とも。握力が弱いのと手が小さいのとで、まだブレーキはうまくいかないらしい。まだまだ公道を走らせるわけにはいかないと分かる。

それにしても、すごい、ぷみぷみ。先週の日曜日とこの連休中、暇なものだから一人でこつこつ練習していて、ついに、乗れるようになっちゃったのだから。自転車に乗れるようになりたいというモチベーションが高かったから(クラスのほかのお友達はほとんどもう乗れる)ってこともあるけど、それにしても偉い。
なにしろ、ジュンコなどは「だって練習なんだも〜ん」という名言を吐いて水泳教室をやめ、自転車の練習をいやがり、書道を嫌ったりしたもんだった。ユイマも似たようなもので、練習キライ、根性キライ、体育会系キライ。そんな子供たちばかり見てきたものだから、うちの子はみんなそんなもんだと思っていたが大間違い。
ぷみぷみは、ちゃんと練習を自主的にやる。努力する。根性もある。そして目標を達成する。
すごいなぁ・・・。




■…2005年05月04日(水).......プリキュアを見に行く娘3人
3連休なんて遊びに行く予定がなければ、子供にとっては退屈そのものだろう。
ぷみぷみは早くもお休み体制に飽きてきて、今日は朝一人で散歩に出たり、河川敷で自転車の練習をしたりしていたけれど、午後はどうにも退屈で、映画を見に行きたい、と言い出した。

「ふたりはプリキュア」という、今、女の子に人気のテレビアニメの劇場版がGWにあわせて公開されている。盛んにテレビでCMを流していたから、子供たちも映画が公開されていることをよく知っている。
ノイノイまで、エイゴ!エイゴ!と騒ぎ出す始末。エイゴじゃなくてエイガなんだけどな〜。

結局ジュンコが二人を連れてみてくれることになり、私は下二人を自転車に乗せて送り迎え。子供たちが映画を見ている間、私はタリーズコーヒーでコーヒーを飲み、オズで買い物をして時間を過ごす。

上映終了時間にあわせて映画館に戻り、出てくる子供たちを待ち受ける。ぷみぷみ、あんなに楽しみにしてたのに、感想は「うーん。あんまり楽しくなかった!」ノイノイは「プリキュアが黄色くなってからすごく強かった」と大満足。ジュンコに言わせると、ぷみぷみは映画館に行くことにあこがれていたのであって、プリキュアをすごく欲していたわけではないそうだ。確かに、プリキュアより、その前の作品ナージャの方が好きだったものね、ぷみぷみ。

二人はプリキュアの公式ページはこちら
明日のナージャはこちら

二つ見ると、どっちがぷみぷみの好みか歴然でしょう?(笑)
ナージャは孤児だったけど、実は大金持ちの高貴な家のムスメでした、というお話。フリフリの衣装といい、シチュエイションといい、もーばっちり!!
対するプリキュアは、戦う女の子。魔女の宅急便と違って、世界を救うために戦う女の子だから許容範囲だけど、でもお姫様だったナージャと比べれば、ぷみぷみの中では勝敗ははっきりしてますね。

でも私的には、ここが一番ツボでした。ぷみぷみには叱られそうだけど。




■…2005年05月01日(日).......魔女の宅急便を巡って
ピアノ教室で次の課題曲が「魔女の宅急便」のテーマになるらしいので、今一度家でビデオを見せることにした。お父さんとユイマは奥多摩へ登山に出かけてしまったので、女子供ばかりの昼下がり。お行儀良く椅子に座って並んでテレビ画面に見入るぷみぷみとノイノイ。

さて、夕食時。ジュンコを交えて4人の食事。魔女の宅急便を見たと聞いて、ジュンコがぷみぷみに訊ねる。「どこが一番おもしろかった?」
すると、ぷみぷみは、「牛に足の裏をくすぐられたときが面白かった。」だの、「空を飛んでいるときに、海が見えるところが良かった」など、周辺的な感想ばかりで、この作品の本質に迫る発言が無い。

あの物語は、キキという少女が、魔女の家系に生まれたばかりに13歳で独り立ちしなくちゃいけない、というところから始まって、たった一つの取り柄だった空を飛ぶことが出来なくなってしまったり、クロネコのジジの言葉が分からなくなってしまったり、好きになりかけた男の子に冷たくしてしまったり・・・とにかく、色々色々困難な経験を乗り越えて成長していく物語なのだ。しかし、要所要所、山場と思われる場面の感想を聞くも、すべて、「別に何にも思わなかった」という答え以外得られない。

そこで、ついにしびれを切らした私は(笑)「じゃ、キキがトンボを助けたところも何も感じなかったの?感動しなかったの?」と聞いてしまった。

すると、ぷみぷみ、かぶりを振って

「女の子が男の子を助けるなんて、何か変だなと思った。だって、女の子を助けるのは男の子の方でしょ!」

出たーーーーーー!ぷみぷみの問題発言!!!
私とジュンコは顔を見合わせる。そして、

だって、プリキュアとかセーラームーンとか、みんな女の子が闘っているじゃないの?
というと、「あれは良いの。」という。
ということは、女の子が世界を救うために闘うのはいいけど、女の子を救うのは男の子じゃなくちゃだめ、ってこと??!!
というと、「そうそう」と答える。

私たちは、こんな価値観、一切教えたことは無い(きっぱり) 。

彼女は、生まれたときから一貫して、お姫さま大好き、お城が大好き、王子様大好き、いつか王子様が迎えに来てくれる物語が大好きな子供である。そうした好みの一貫ぶりは、大したものだと感心するほどである。嗅覚が利くのだ、その種のものに!!(アニメ番組表から、見事に好みに合致した作品を選び出して視聴している!)だから、女の子に助けられるようなトンボは情けない、という感想は彼女の生まれつきの「好み」から考えれば、誠に自然な感想なのだ。

さて、このような娘、どのように教育すれば更正させることができるのでしょーか!?




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