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いいニワトリを
2006年07月31日(月)

淡々と本を読み、淡々と電車に乗る。
そのおかげで、
というべきか、
そのせいで、
というべきか、
最近無駄な考え事をする時間が減った。
というべきか、
考え事をするにも時間を惜しむようになった。
というべきか、
……よくわからないけれど。

この一年あまり、
脳の使われ方がシュワシュワいいながら、
変化し続けている。
いままで築き上げたものは硫酸をかけられて、
どろどろになった液体は急冷されて
新たな結晶がいくつか生まれて、
かしゃんと脆くくずれたり、
一部は硬い粒として残ったり、
そういう化学変化とも化学実験ともつかない
不思議な反応がたくさんに起こり、
今何が起きているのか自分でも判らない。
解っていない。
わかるということの奥深さと、
その底の見当さえも解っていない。

冷却のために停止していると、
それはそれで焦りだす。
タービンが過剰にまわり、かえって流れが逃げ出していく。
非・効率のきわみ。

コンビニのごはんのように、それはインスタントにはいかない。
オムレツが食べたかったらニワトリを育てなければいけない。
最近の毎日、以前に比べて、そういえば、そういう感じである。


おもしろく生きていくために考える。
2006年07月29日(土)

おっ!
もう7月も終わりかー。

……またイラスト描こう。
二日連続ぐらいの勢いで描こう、ははははは。
まあ、そういうこともあるさ。

これからも創作は続けていきたい。
創作は、それをしないと救われない部分が
心のどっかにあるからしているわけだ。
それは小さい頃からで、それが上手くできていない時というのは、
逆に他で上手くいっている時でもある。
ただ、その一方で「なんか足りないな」と思っているのだ。

和食ばっかり食べてると洋食が恋しくなるんだけど、
洋食漬けでも何かが足りない。
脳は一種目だけじゃ物足りない、いろいろなものをやって、
「自分オリンピック」をひとりで開催したい。
歌も歌いたい、楽器も奏でたい、絵も描きたい、話も書きたい、
日記も更新したい、その上で、
何食わぬ顔で仕事や勉強もしたいし、友達とお喋りもしたい。
休日には家で料理したり、犬の散歩をしたりもしたい。
そういうあらゆる欲求が、どれもうまく満たされていないと、
一箇所だけ膨れあがってしまい、
そのエネルギーは時に創作を生む。

以前、まとまったお話を創作していた時期があるが、
そのときは体が全く思い通りにいかなかった時期とぴったり重なる。
音や光や人ごみを受け付けなくなり、
音楽をやめたり、勉強を休んだり、
それまで頑張っていたいくつかのことを長期休業していた特殊な時期。
それがあったからこそ、脳みそのエネルギーがバクハツして、
私にものを描かせた。
同年代の人たちが、部活や勉強や人間関係に悩みつつ
健全な成長と発育をしているあいだに、
私はひとりで少し違う闘いに挑んでいる、
という気持ちだった。少なくとも本人は。

そのくらい、創作というのはある種、特殊な行為だと思う。
それをしないかぎり自分がなくなってしまうような、
切羽詰った非常口の通過。
恥も外聞も二の次、何が何でも「今」を形にしないと、
私がここに居たことを誰も覚えててくれないんじゃないかなという、
滅することへの恐怖に起因する、存在意義を賭けた孤独な闘い。
個人差はあるだろうけど、気軽な覚悟ではできないな、と私は思う。

逆に言うと、創作に限らず、
本気で輝けることをやりたかったら
少なくとも私にはそのくらいの覚悟が必要だと思っている。

覚悟というのは自分でするもので、
他から見て嘲笑に値するようなものでしかなかったとしても、
本人のなかに確固としたそれがあるなら、ある意味の価値があるのだ。
少なくとも、他人から見られることを意識しての覚悟よりは。
下手に社会性がでてきた今の自分を戒める意味で、そう思う。
形だけは社会にあわせ、考え方だけはユニークであることを保つ。
会社員としてユニークであり続けた、ある大先輩の金言
最近になってその難しさを、すごくすごく、感じている。


サニーサイドーーーアップ!(※変身の呪文ふうに)
2006年07月28日(金)

トップページのイラストを更新。

たった3日間だけの掲載とはいえ(たぶん最短記録?)、
暑苦しいなー。
夏の暑さを助長するような黄色がしつこいなー。
汗の描き込みの細かさが、無駄だなー。
ぜんぶベジェ曲線の賜物だ。
Illustratorの使い方のうちでも、とりわけ汎用性の低い。

いちおう季節感を気にしながら描いているトップページ。
実を言うと、過去にもう50点近く描いてきている。
その中でも今回は特にリアルに、
私が思う季節(夏)のイメージが端的に顕れている。
最初に書いたのが4年前の夏で、「泡と人魚」というタイトルで
描いたのだが、あれは今回と対照的にだいぶ気取っている。
涼しげな夏のビジュアルを提案しやがって、と。
今回はそれと真逆に、本能のままに描いた。
「あー暑い!この暑さを誰かに届けてやる!」と(迷惑?)!
4年前は、夏は涼しくするべきだろうという思い込みがあったし、
水を描くのがとにかく楽しかったんだよなー。
表現は、気遣う場合もあればぶつかる場合もある。
心地よさを求める場合もあれば鍛錬を求める場合もある。
それらは、どちらが良いとか悪いとかでは、ない。

ああ、しかし、目玉焼き、食べたいなー。
創作とは食欲である(こじつけか?)。
そのぐらい、理由がわからないのだ(こじつけだ!)。


いつからかことわざ
2006年07月26日(水)

夕飯を食べそびれ、夜食を食べまくり。
どう考えてもよくない食生活なのだが、
その食欲には情状酌量の余地がある。
だっておなかすいてたもんなー。
丸々十二時間ぐらい何も食べず。
と同時に冷房にさらされてもいたので、
ひからびそうだった。

断食するたびに思うのだが、
やはり食べないと、ひからびてしまう。
自分が「生き物」であることが、非常によくわかる。
映画「プロジェクトA」で、時計塔から落下した直後に吐いた
ジャッキー・チェンの名ぜりふ「地球には引力がある」じゃないけども。
たしかに、生きていると時々、自明の理であるわかりきった事柄を、
「あーこういうことだ!」とまさに体感する瞬間というのがある。
電車に乗っていても「あっ、漁夫の利!」とか
「三十六計逃げるにしかず!」「四面楚歌」とか、
いろんな実感に出会う(何を見たのだ?)。

人生とは、ことわざ大集合である。

……という書き方をするとなんとなく(改行もしてみたりして)、
うまいことを言ったっぽいのだが、べつに何の意味も無い。

晴耕雨読!

英訳すると、ロハス(嘘?)。


隊!隊!隊!
2006年07月23日(日)

歯がおかしいし体調もおかしい。
隊長もおかしいぞ。
「は!隊長がおかしいであります!」
みたいなことでね(?)。
いったいどこの隊の話だかわからないけどね。
……「うしろ髪ひかれ隊」とかかな?

それにしても雨がやまない。
雨、やまなし。
山梨でも、雨、やまないし。

なんかおかしいぞ。文章おかしいぞ。
昔のノリが戻ったのか?
最近の日記は、そもそも、ちょっと普通すぎたぞ。

ノリだけで連なる言葉のリズム、
とびはねるイラストの足跡。
そういう、創作意欲を運動させるために、
このWebサイトはあるのだ。

あっ、7月のイラスト、まだ描いてねぇや!


温泉よりも温泉卵を横取りしたい
2006年07月18日(火)

昼ごはんがチーズケーキとチョコパンで、
夕飯がコロッケパンという微妙な食生活。
でもいま、歯が治療中で8本ぐらいしかまともに使えないので、
そんなようなふにゃっとした食物が食べやすいのだ。
家ではコーンスープやスキムミルク、ミロ等で栄養分を補う。
ミロだぜミロ!
成長期のカルシウムをどうのこうのっていう(色々うろ覚えの)ミロ!
十年ぶりぐらいに飲んだぜ(キラン)。
どのあたりが「キラン」なのかわからないが。

録画した「吾輩は主婦である」を、ぼちぼち見ている。
「ふっふっふ♪こーいびとふうふっ」という
独特なオープニングテーマが耳についてしょうがない。

ドラマ、最近観てなかったなー。
というかテレビじたいを。
よく見る番組といえば花まるマーケットぐらいだもんなー。
温泉横取りするような意欲はございません。


蒸されてアンニュイ
2006年07月14日(金)

それにしても、東京が蒸し風呂になったかのようなこの湿気は、いったい何なんだね?

という問いかけが、誰に向けられたものなのかも、
もういっさいわかりません。さっぱり。
「よしんば」っていう言葉の意味も、
文章の中ではなんとなく読み流してわかった気になるけど、
単体で取り出されるとうまく説明できません。

あらためて調べてみたら
「もし仮に、そうだったとしても」というような意味。
あんまり日常で使いこなせていないので、
時には使ってみようかな。
よしんば〜。
ライオンキングみたいだ(それはシンバ)。

(例文)
よしんば腹が痛くても、食中毒とは限らない。
さあ、レッツ検査☆

うー、怖いぜよー。食あたりなどの季節だよー。
過去何年連続で体調崩してるともしれない季節だよー。
去年は何日かお盆休みと称して仕事を休んだのだが、
まさかそれが丸ごと、病気の治療でつぶれるとは思わなかったね。
今年もそんなことがなきゃいいけども。
もともとアンニュイだからなー。
それにしても、我ながらどういうキャラだよ“アンニュイ”って。
でも夏といえばアンニュイの季節だもんなあー、うーん。


サイコロの休日
2006年07月09日(日)

疲れることが続き、こりゃーもう気分転換しなきゃと思い、
予約していた歯医者をキャンセル、じっとしていた。

病院はふつう癒されに行くもんだが、
歯医者は「闘いに行く!」という気持ちが少なからず必要だ。
その気持ちがちょっと起きないこともあって、
急ぎではないし、少しぐらいずれてもいいと思ったのだ。

桃太郎電鉄をやり、お茶を飲み、みたいなことをやって、
文字通りの休日。
バイタリティがないわりには、
最近の自分はよくやっているほうだった。
まだ色々足りないことはわかるが、
それと同時に、結果はどうであれ自分なりに精一杯だということを
ひっそり理解していないと、危険だと思う。

しかし自分はなんでいつもアウェイの気持ちなんだろうと、
なんでいつもやりづらいことばかりやろうとしているんだろうと、
空に向かって疑問符をぶつけてみても、しょうがない。
生きやすいようにリスクの少ないように要領よく生きていける人と
そうじゃない人がいるとしたら、私は確実に後者寄りだし、
後者のほうが実は結果的に面白いんじゃないの、とも思っている。
どっちにしろ、誰にでも、しんどいことはあるしなあ。