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※米(コメヨネ)
2006年06月27日(火)

ある事情からまた食べ物が食べづらい状態だったのだが、
今日、ためしにまた※を食べた。
パンでもパスタでもない、※をね。やっぱ日本人は※よね。

たまに食べるとひとしお美味しいものがあるように、
たまに聴くと音楽もいいものだ。
音は、脳に意外な方向から刺激を与えてくれる。
でもやっぱり、五分ぐらいでもういいやとなってしまう。
頭の外側にちょっとキツイ輪ゴムがはまったみたいになって、
耳の近くの血管がドクドクと、痛い物質が浮かんだ血液を運んでくる。

今年の夏は念のため、音楽をひかえめにしておこう。
また音を煙たがっている、それは残念な兆し。
思い切り歌を歌いたい気持ちが膨れ上がっても、耳の奥がそれを拒む。
言葉が意味と結びつくのがいつもより遅く感じる。
鼓膜と脳の間で何か起きているこの感覚は、
ああ夏が来たなあという感じ。

浴衣でも風鈴でも花火でもない、これこそが私の正直な季節感なのだ。
十年同じ国で暮らせば四季のうつろいを肌が覚えるように、
同じことが十回も続けばそれはしっかりとした思い出になる。
「ちょっと体質が弱くなった」というささやかな事件でも
それなりに見える景色が変わったわけだから、
世の中には、もっと色々な感覚で夏を迎えている人がいるはずだ。

「他の人にはきっとこう見えているよね」と
予測しきれるはずもない天気予報をしながら
生きているようなところが私にはあるけど、
もしかしてほんとは、肉眼で空なんて見上げることのほうが
大事なんじゃないだろうかと、最近よく思う。
誰だって生身の感覚はそれぞれにいびつで、
「他の人ってきっとこうだよね」ってオリコンの上位の曲を聴きながら
みんなで妄想しているだけで、
「他の人」っていうのは想像上の生き物なのかもしれない。
あるいは、実在してるかもわからない「他の人」の頭の中を覗きすぎて、
自分自身の生身の感覚をずーっと前に失っているんじゃないか。

やっぱり「誰かにとって良いもの」を探したくて、
でもそれは、自分の目なしには見つけることができない。
どんなにピントのぶれる目でも、どんなに疲弊した頭でも、
そんな己の物理的・心理的状況のすべてを正直に受け入れた上で
とにかく自分の目で見るというのは、
単純なようでいて、とても難しい手続きだ。
私のこれからの十数年は多分、
どんな時もそれができるようになることのためだけにあるんだと思う。


スペイン風昼休みのすすめ
2006年06月25日(日)

頭痛がものすごい朝。

とあるイレギュラーな仕事を自宅に持ち帰っているため、
休日ではあるがとんでもない感じになっている。
寝たのが4時で起きたのが9時、そのあと6時に寝て9時に起き。
午前だか午後だかもわからないが、なぜか必ず9時起き。
これだけ不規則な時間に寝ているのだから、そりゃ頭も痛むよ。

明日は平日。当たり前だが。
平日は普通の仕事と平行してイレギュラーな仕事。
体調が心配だ。
それより、明日の朝起きられるのかどうかが心配だ。
9時?いやいや、それじゃあ遅いー。
夜にしても、9時前に早くも眠くなってしまいそうで怖い。
デスクで急にぱたっと眠ってしまい、9時に起きるみたいな。
そういえば最近、1日2回眠りたくてしょうがない気がする。
昼寝したいなー。職場で昼寝の時間とかないかなあ。
そこ、スペイン風にね。
詳しく知らないが、スペインは昼休みが長いらしいと聞いた。
長めの昼休み、ゆったりと過ごしたい。
コンビニで買った昼食は豪華にフルコース、
そのあと優雅にランチタイムスリープ(訳:昼寝)。
コンビニで買うフルコースって何だよ。


カタスミ感
2006年06月24日(土)

ふう、やっとこさイラストを更新。

このイラストは非常に変わった方法で描いた。
机に鉛筆で描いた絵を写メールに撮り、
それを加工・レイアウトしたものなのだ。
やけに荒いのはそのせいだ。

いままでにない、変わった絵の描き方を試したかったというのもあるし、
制作時間がなかったということもある(明らかに後者説濃厚)。
でもほんと、机にラクガキすると
実力以上に上手く描ける気がする。
心がすっと自由になるというか。
やっぱり絵って、私の場合、こっそり描く感じのほうがいい。
胸を張って「絵を描いてるんだぜいっ!」というんじゃなくて、
こそっとした意識でやる、片隅感がとても大事なのだ。
「うちはお好み焼き屋だけど、たまに卵焼きもつくってみます。」
ぐらいの感じでね、それが逆においしかったりするんだ。
たまにはいいもんだね、机のラクガキ。
(もちろんちゃんと消したぜ、よい子だから。トンボの消しゴムで。)


ふらふら!!
2006年06月22日(木)

心身ともにフラフラと頼りない感じの日々が続いている。
まーいろいろと、考えることが多いったら。

いましている仕事は、勤務時間以外も
色々なことを思い、感じ、考えなくてはいけない仕事だ。
オンとオフの違いがあまりはっきりしていない。
なんにせよバランスだな、精神的に、休むこともしないと。

そういえば物理的にも栄養が偏っているはずだ。
歯の治療関係で口がうまく開かず、
先週はほぼ液体と流体だけで暮らしていた。
今週から固体も摂取。
ただ、まだ口の中に違和感がある。
うーん。
堅いフランスパンとかは、とうぶんスープに浸す生活。


よろよろと日曜日
2006年06月18日(日)

眼が痛い。歯がおかしい。

色々読んだり書いたり描いたりしなきゃーと思いつつ、
体自体が弱っているので、
インプットもアウトプットも思い通りにいかない。
まあそういう日もあるさ。
プスン。(※エンジンが低空飛行)


「日本vs世界」でなく、「ワールドカップvs俺」
2006年06月12日(月)

うーわー!
歯の治療とかをしてバタバタしているあいだに、月が変わっていた!
はやく六月のイラストを描かないと!ギャー!

というか、ゆっくりイラスト描く時間がほんとにほしい。
そういう精神状態になれる時間がほしい。
時間っていうより、そういう精神状態のほうだな。

だって時間だけならあったはずだ。
「我輩は主婦である」を十話分続けて鑑賞してしまった。
ざっと五時間弱!だいーぶヒマじゃないか?
おかげでテーマソング「家庭内デート」が耳から離れない。
宮藤官九郎の作品ではよく個性的な飲食店が出てくるが、
この話では、河平慈英が喫茶店のマスター。
くどい。けど似合ってる。
「現実にいそうもないのになんだか似合う人」が
よくもまあこんなに出てくるよなあー。
フワフワしたところが、昼ドラとは思えない。
ペ・ヤングンが気になる。
「ヤン様!」焼きそば的人気。

さて、テレビでよくサッカーをやっている(※ワールドカップを
はやさんの視点から、非常にシンプルに語った……?)。
そういや、ベッカムも「様」で呼ばれる人だった。
ヨン様しかり、「様」付けで呼ばれる人気者というのが時々居る。
稲尾様とかね。
あと、0930(オクサマ)とかね。
この場合「様」が省かれた事例はない。

今年は四年前の自分よりも成長している気がする。
だって、ワールドカップがきていたことに
遠くの国で開催されているにもかかわらず)自分で気付いた。
四年前は、通学路で試合が行われることになったので知っていたのだ。
(地域の情報しか受信しないタイプ?だったのだろう。)

ただしそのかわり今年は、WBCが開催されたことには
終わるまで気付かなかったぜっ。
周りがざわざわしているので、なんか野球をやっていたようだという
印象はあったかもしれないが、WBCっていう大会だったとは。
日本が勝ったということを知ったのも、
一昨日だぜっ(なぜ急に?)。

このように、スポーツの大会は怖い(もしくは、自分が怖い)。
ワールドカップに気付くことができたと思って、
浮かれているとW・B・C(西城秀樹風)!
なんか「BCG」みたいな(注射風)、
新たなライバル!みたいなのが登場して、油断ができない。
オリンピックもいつのまにか開催されているので気が抜けない。
ただ一点、私に「出ろ」と勧める人がいないのはありがたい。
運動会と違って、大きな大会のいいところはそれだ。

テレビの中の別世界、肉体と精神の極限を閃くスーパースター。
その、全然実用的でない(実用なんてレベルを超えた)「強さ」を
ひたすら目指してはためく姿は、
無限の空を目指す飛行士、永遠の若さを目指す美容師、
巨万の富を目指す投資家、素敵な家庭を目指す家庭人。
あらゆる「夢見る人」の気持ちに、刺激と共感を与える。
その精神的価値は、わかる。
見果てぬ夢を追いかける人間は孤独だから、
時にはそういう接点がほしい。
そのための大観衆、そのためのテレビ中継なのだ。

ただ。
頭ではわかるんだけど、どーもなー。
頭ではわかるんだけど。……うーん。
……感覚的にはよくわからんなー。

私は嘘はつきたくないから、感覚的にわからなければ
なるべく、何かの形で「わからん!」と言うことにしている。
すべての人が私のことをわかってくれなくても構わないから、
「わからん」という今の気持ちは大切にしたい。
こーゆー考え方を「冷めてる!」と思う人も居て、
そういう人は私のことがわからんタイプの人なのだろう。
だがまあ、それならそれで、別に構わないのだ。
ちょっと嫌なのは、本当はわからんのにわかったふりをすることだ。
たとえ結論が冷たくても、嘘がないほうがまだいいような気がする。

しばらく世界がサッカームードになりそうだが、
私のことだから、あまり関係なく生活するだろうと思う。