海を進む
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最近会社では転職がブームで、だれもかれもみんなこっそり転職活動をしている。 え、あなたも?やっぱり君も?という感じである。先月はみんな6月末でって言ってた。 今月はみんな7月末でって言ってる。やっぱり次が決まらないと辞めるわけにはいかないのね。 世間知らずな私には、そんなことも新鮮であり、頭だけで分かってたことがようやく身をもって わかるようになったという気もする。 私だって、急に仕事をやめて数ヶ月放浪の旅に出るとか、また大学に通うとか、そんなことが できないということは今だったら当たり前のようにわかる。 働けるということは食べられるということで、つまり生きられるということ。 と言っていたのはバングラデシュのストリートチルドレンのための施設にいたスタッフ。 自分の力で生きるといういうことを初めて私に教えてくれたのはダッカのストリートチルドレンの 子たちだった。 今はそのときよりももっと一層彼らを尊敬するようになった。
ところで、ここ2年くらい連絡のとれなかった友人と最近連絡がとれ、 何度かメールをやりとりするうちに、一緒に住まないかと言われた。 家賃折半のルームシェアではない。彼女は東京に自宅があって、お母様と二人で住んでる。 その家に私も一緒に住まないかと言うのである。お母様も了承してるとか…。 話が突飛すぎて、考えが追いつかない。
Dさんにメールしようと思って文面を考えていたら、 携帯にメールするには夜遅くなりすぎちゃって、また明日にする。 そんなに真剣に考えすぎることないのにね。
この一年で私はすごく変わった。自分が変わった一年なんて、前にもあったけど。 お金のことばかり考えるようになった気がする。
最近Dさんは元気がないように見えた。 と言っても私は働いてるビルも別々で週に3、4回しか会わなくて、 最近全くメールもしないし、あまりよくわからない。 でも今日の帰りにDさんと同じビルに部署がある係長と一緒になって、 Dさんがほんとに元気がないんだという話を聞いた。 「あの元気とよくわからない自信が、最近全然ないんだよ。仕事に正確さもない。」 だって。よくわからない自信・・・。 機嫌が悪いときの社長にめちゃくちゃ怒られた説が有力らしい。 私に何かできないか考えているけれど、何もできないだろう。 何かしてみることはできるけど、それで元気になるわけじゃないと思う。 他愛のないメールを送るとか。ご飯に誘うとか。お菓子をあげるとか。 手紙を書いて渡すとか。本をプレゼントするとか。 してみることはできるけど、残念ながら、私がやったんではダメだろうと思う。 何をするかじゃなくて、誰がするかなんだと思う。 もっと美人な人に元気づけてもらったほうがいいに違いない。 本当にそう思う。 「最近元気ないですね。スカッとするような映画でも観に行きませんか。」 なーんて言ったらどうなるんだろうね。どうやって断られるんだろうね。 そういえば前に私に、僕でよかったら話を聞くよって言ってくれたことがある。 だから、私が話を聞きますよ、と言っても拒絶はされない気がする。 とりあえず、明日メールしよう。
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