遅ればせながら、ノイノイの七五三を今日行うことにした。着物は、noripの母が七歳で着た着物!ぷみぷみも4年前に着させてもらった着物だ。予約していた近所の美容室に朝8時半に出かけていって着付けてもらったのだがしかし。
せっかく着付けてもらってとっても似合っていたのに、ノイノイは、苦しいと言ってそのまま座り込んでしまった。気分でも悪くなったかとお水をもらい、帯をゆるめてもらったのだが、そのまま横になってしまって、ものも言わなくなってしまったのだ。
美容室の先生が、もうやめる?ときくと、うん、とうなずく。 あわてて私が、記念写真を撮るまではがんばろうよ、お参りには着替えていけばいいんだし、写真館はすぐ近くなんだから、と説得しても目が浮いてしまっていて全然ダメ。
私も見ていたのでよく分かるけれど、先生はとっても気をつけて紐類はきつく縛らず、ふんわりと着付けてくださっていた。それなのに、ノイノイはきつい、苦しいというのだ。
先生曰く、よほど本人が七五三を着物でする、という強い気持ちがないとなかなか難しいのよ。もうやめる?脱ぐ?と聞かれて、ノイノイ、すぐに脱ぎ始めてしまい、あっという間に元の下着姿に戻ってしまった。
本当に本当に残念。着つけ終わったときの写真を撮る間もなく、ノイノイのかわいい着物姿は幻と消えてしまったのだもの。
着つけ途中に1枚だけ撮った写真がこれ。
仕方がないので、お父さんに迎えに着てもらい荷物を持ってもらっていったん帰宅。入学式で着たワンピースに着替えて写真館に向かった。
ワンピース姿でひとり写真。そして、家族6人全員が入った写真も撮ってもらう。
その後、姉兄たちもかつてお参りしてきた雑司ヶ谷の鬼子母神へ行き、七五三ご祈祷をしていただく。いじいじしている私のよそに、ノイノイは全くさばさばしたもので、着物姿のよその子を見ても全く気持ちは動かない様子だった。通過儀礼に失敗してしまったような気がしているのは親だけなのか。
着物を着ることが七五三なのではなく、健やかな成長を祝い願うのが七五三なのではあるけれど、でも、やっぱり残念でならない。
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