中学校に入学して10日。早速授業参観と保護者会があった。授業参観は3時間目、4時間目。時間にして、10時50分から12時40分。微妙な時間帯なので、会社を休んで出席した。
ユイマは1年B組で、席はなぜか一番前だ。3時間目は国語で、この4月からS中学に赴任されたS先生、男性だ。なんだかのんびりした授業だったなー。ユイマは一番前だから先生のちょっとした冗談にもすぐに反応したりして、楽しげにやっている。やけにリラックスしていたのが印象的だった。
4時間目は理科B。ビン底メガネみたいなめがね掛けて髪の毛がぼさぼさ、白衣を着た中年の理科の先生。まるで漫画から抜け出してきたような“らしさ”に、笑ってしまう(失礼!) こちらは、板書が中心の講義。
それにしても、6〜8年前のジュンコが通っていた頃のS中と、今日のS中とは、まったく別の学校のようだ。
子供たちの顔がかわいい。幼い? 授業時間中の校内がすごく静か。 授業を受けている生徒達がみなおとなしい。まじめ。 子供たちの服装の乱れが無い。 靴のかかとを踏んでいる子も、いない。
なんだか、気持ち悪いくらい、変わっているのだった。そう、ちょうど、規模が大きくなったM中、という雰囲気! 先生方の子供たちに対する態度は手厚く、いかにも子供たちを大切に扱っている様だ。保護者会の全体会のとき、最初の校長挨拶で何度も念押ししていたのは、学校と家庭の連携。子供は賢いから、学校で見せる顔と、家庭で見せる顔、と上手に使い分ける。教師は学校の顔ならわかるが、家庭の顔がわからない。親は家庭の顔ならわかるが学校で我が子がどんな様子なのかわからない。それを両方わかるようにする唯一の方法は、学校と家庭の連携だと。朝学校に来たとき、あれ、なんかちょっと変だなと担任が感じたら、もしかしたら、ご家庭に電話するかもしれない。逆に、学校から帰ってきて子供の様子がおかしかったら、遠慮なく学校に連絡してほしい、相談して欲しい、と。ともに子供を育てていこう、という姿勢がとても強く感じられる校長のお話であった。
その後、役員決めを行い、更にクラスごとに分かれて懇談会約1時間。 担任はS中が2校目、もうSでは5年め、という、比較的若手の女性社会科教師。なかなか肝が据わっていそう、というか、豪快そうな人物。先が楽しみ。
ところで、授業参観中、noripから携帯にメールが届く。そのたびに廊下に出て返信した。
n;まだ授業参観かな?
ぱ:ええそうです。理科です。ユイマは一番前の席。ずいぶんリラックスしてるよ。
n:>ユイマは一番前の席。ずいぶんリラックスしてるよ。 どちらも大変いいことですな。理科室ではなくてホームルーム?
ぱ:はい。今日は顕微鏡の使い方についての講義なので。いいなー中学生!楽しそうで!
いやいや、本当に楽しそうに学校で生きている中学生がうらやましかった。そのあと、給食準備になったので、ユイマの給食当番姿の写真を撮ってメール。
それにしても、ユイマ君、女の子には見向きもしていない様子だ。入学式の日に、私もジュンコも「かわいい女の子、いた?」と聞いたが、「え、見てない!!」というそっけないお答えだったのだが。今日見た限りでは、本当に、女の子なんて全く眼中に無いことがよく分かった。 お父さんは、将来のお嫁さんになる運命の人、しかもクラス中で一番の美少女!(ウソ)と、中学1年の4月に衝撃的出会い(大ウソ!)をしたっていうのに(笑) ユイマのお嫁さんになる人は、ここにはいないってことなのかなー。ちょっと残念だなー。
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