朝、家に戻ったジュンコから電話をもらった。用件は、母が買い置きしているシャンプーとボディシャンプー、化粧水(全部母の勤める会社の製品だ。高いのに(-_-メ))を持っていっても良いか、ということだったのだが。つらつらと、こんなことをしゃべる。
隣の部屋の子と仲良くなった。たまたま同じ油絵でさー。
え?きっと年下だよ。みんな年下だよ。
あとさー、電子レンジとか冷蔵庫とか、結構みんな買ってるんだよね。電子レンジは共用スペースに無いから。
アタシの部屋、なーんもないや。
あ、でも浄水器がね、部屋についてた。前の人が残していってくれたみたい。だからさ、アタシ今、ゴミ拾って暮らしてるんだよ。
新歓コンパはねー、学部のか、寮のか、わかんない。でも一応行くけど。
・・・相変わらずのボケぶりである。
最初から電子レンジだの冷蔵庫だの、買い与えるつもりは親に全くないのだから、部屋になにもなくて当然である。 そんなもの、自分で何が必要か考えて買うのが当然だろー。お金は親が出すとしても。 いや、他の学生さんも、きっと自分で入寮前に考えて買いそろえていらっしゃるのでしょうけれど。ジュンコはそんなこと気づきもしない迂闊な人ですから。 それに、ゴミ拾って生活するなんて、ジュンコらしくて良いじゃないか。美術学生たるもの、最初から新品なんてそろえるんじゃねーよ。
なんちって(^◇^;)
声が何となくウキウキしているようで、やっぱりそれが、親としては嬉しいことではあった。
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